川崎フロンターレが圧巻の強さで、記録づくめとなる2年ぶり3度目の優勝を果たした。
優勝が懸かった29節・ガンバ大阪戦は、立ち上がりから川崎がペースを握り、22分にレアンドロ・ダミアンが豪快なボレーシュートを叩き込み先制。ここからゴールラッシュの口火を切った。前半終了間際にCKから家長昭博が追加点を奪うと、49分、73分といずれも三笘薫のアシストから家長がゴール。家長のハットトリックで4-0とした川崎は86分に今季限りで引退する中村憲剛を投入して場内は最高潮に。そして90分には斎藤学がダメ押しの5点目を挙げ、勝負を決めた。
G大阪を5発で沈めた川崎は4試合を残して、史上最速での優勝を決めたが、川崎の今季の強さを証明する記録はこればかりではない。この試合で勝利したことで、最多勝点(これまでは15年広島、16年浦和の74)を75に更新し、最多勝利(これまでは16年の浦和など5クラブが挙げた23)も24に塗り替えた。
最多得点記録の更新もなるか?
さらにはシーズン中にJ1新記録となる12連勝を挙げ、同一シーズン中に挙げた二度の10連勝も史上初の快挙だ。
今後は、06年に川崎が達成した84得点を超える史上最多得点の更新や、現在12ゴールの三笘の新人最多得点記録(13点)更新などにも期待が懸かる。残り4試合で記録達成なるか注目されるところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部