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【J1終盤戦のシナリオ|G大阪】大逆転優勝はベストだが…“V字回復”宮本体制3季目の着地点は?

カテゴリ:Jリーグ

飯間 健

2020年11月13日

宮本体制では、既に過去最高の勝点を稼いでいる

【最新試合の布陣/32節・ヴィッセル神戸戦】パトリックの1点を守り切り、勝利を収めた。

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 コロナ禍によりリーグ中断や降格無し、交代枠が5人に増えるなど異例のシーズンとなった2020年のJ1リーグも終盤戦に突入。各クラブの番記者にここまでの評価と残されたシーズンでの現実的な目標をアンケートした。

――◆――◆――

ガンバ大阪
今季成績(11月13日現在):2位(勝点55/17勝4分6敗)、残り7試合

【当初の目標】リーグ戦の覇権奪回
【今季ここまでの評価】85点/100点

【採点理由】
 宮本体制は3季目を迎え、既に過去最高の勝点を稼いでいる。夏場は勝点を落とす試合が続いたが4バックに戻した札幌戦からは負けなし。13日現在、2007年のクラブ記録である13試合連続無敗に王手を掛けている。

 V字回復の要因は、完全復活を果たしたMF井手口陽介を中心とした全体の守備力の粘り。脆さを見せるシーンは格段に減った。互いに意見を言い合える雰囲気作りに成功したことも見逃せない。またシーズン途中からスタメンに定着した大卒新人MF山本悠樹、一皮むけつつある高卒3年目のMF福田湧矢ら若手が台頭。遠藤保仁依存から抜け出せた。

 マイナス材料は『GAMBAISM』をスローガンにしながら、かつての攻撃力を取り戻すまでには至っていないことか。
 
【注目の一戦】第28節・浦和レッズ戦
 負ければ川崎フロンターレの優勝が決まってしまうかもしれない一戦。勝利して次戦・川崎との”頂上決戦”に臨みたい。
 
【終盤戦のベストシナリオ】
 大逆転優勝…というのはベストシナリオだが少し現実的ではない。目指すべきは、圧倒的な力で今季リーグ首位をひた走る川崎を少しでも苦しめること。11月25日のアウェー川崎戦まで食らいつき、そこで“西の雄”としてのプライドを示し、目の前でシャーレを掲げさせないことだ。

 チームとしては最終的に2位に入り、出場権を得た天皇杯で優勝することだろう。G大阪が得たタイトルは全て遠藤保仁(現J2ジュビロ磐田)が中心となっていただけに、10個目のタイトルはクラブにとっても違った意味を持つ勲章になるはず。また、個人としてはヴィッセル神戸戦でJ1デビューを果たした18歳FW唐山翔自や、徐々に出番を増やしている19歳MF川崎修平ら若手が何か結果を出すことに期待したい。

取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)
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