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【J1終盤戦のシナリオ|名古屋】ホーム5戦全勝は何としても達成したい! 目指すはACL・天皇杯の出場権ダブル

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2020年11月12日

前線の負傷者続出はやや不安。それでも…

【最新試合の布陣/7節サンフレッチェ広島戦】

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 コロナ禍によりリーグ中断や降格無し、交代枠が5人に増えるなど異例のシーズンとなった2020年のJ1リーグも終盤戦に突入。各クラブの番記者にここまでの評価と残されたシーズンでの現実的な目標をアンケートした。

――◆――◆――

名古屋グランパス
今季成績(11月12日時点):4位(勝点49/15勝4分9敗)、残り6試合

【当初の目標】タイトル獲得、次いでACLの出場権獲得
【今季ここまでの評価】90点/100点

【採点理由】
 2011年以来となる上位争いを演じる現状は高く評価すべきで、タイトル争いの次にプライオリティーを置いていたACL出場権についてもまだまだ争える立場にある。残りの試合でホームゲームの割合が多いこともその目標達成へのアドバンテージと言え、9年ぶりのアジアの舞台へ向けた視界はそれほど悪くない。

 この終盤戦で前線に負傷者が続出した現状はやや不安視されるところだが、リーグ屈指の堅守は1点あれば十分に勝点3を期待でき、勝ちに特化した戦い方も覚えたチームにまだまだ戦闘力は失われていないと見る。

 ランゲラック、丸山祐市、中谷進之介の守備の要3選手がフルタイム出場を続けているほか、フルタイムではないにせよ驚異的な活動量でチームを支える稲垣祥や、良くも悪くもチームの浮沈のカギを握る男となったマテウスなど、骨太な主力も存在感を示す。成瀬竣平の成長もクラブのアイデンティティーとして喜ばしい面で、陣容のたくましさは来季への土台ともなろう。
 
【注目の一戦】31節・柏レイソル戦
 残り6試合でたったひとつのアウェーゲーム。ここで勝点3を取れるかどうかが順位表に大きく影響しそうだ。

【終盤戦のベストシナリオ】
 ラスト6試合でホームゲームが5試合。うち2試合は、来年から長期の改修に入るパロマ瑞穂スタジアムでのひとまずの“お別れゲーム”となる。ACL出場権争いを考えても、怒涛のシーズンの締め方としても、ホーム5戦全勝は何としても達成したい目標だ。

 見た目に派手な試合はあまりしないチームだが、本拠地での無得点試合はわずかに1で負け試合もふたつのみ。昨季の監督交代から大きくスタイルを変えてきたなかで、総合成績としても、ホームでの強さという面でもサポーターの期待に応えてきた。その自負と実績は、ここに来て増えてきた負傷者というマイナス面にも負けず、勝ち続けて1年を終えるという目論見も十分に可能と思わせるものがある。

 得意のホームで勝点3を積み重ね、ACLと天皇杯の出場権をダブルで獲得する。それが名古屋のベストシナリオだ。

文●今井雄一朗(フリーライター)
 
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