EL開幕以降は出場時間が4倍以上に
タケ・クボ(久保建英)が上昇気流を描いている。ウナイ・エメリ監督が当初から公言していた通りに、ヨーロッパリーグ(EL)の開幕を境に出場機会が増加。その指揮官の信頼が集中力の高まりやメンタルの安定をもたらし、パフォーマンスの向上に繋がっている。
開幕から1か月間ほど、保有元のレアル・マドリー寄りのメディアを中心にタケの起用法を巡り激しい論争が巻き起こった。なかでもエメリ監督が格好のスケープゴートにされていたが、ここ数試合で状況は一変しつつある。もともと徐々に出場機会を与える意向だった指揮官は、計画を実行に移しているに過ぎないが、結果的にその言葉に偽りがなかったことが実証された。
実際、タケはELの開幕以降、5試合中4試合でスタメンに出場。ELではレギュラー格として起用され、ラ・リーガでも2合中1試合で先発に名を連ねている。
【動画】「芸術的なパス」と現地メディアが絶賛!久保建英の絶妙アシストはこちら
開幕から1か月間ほど、保有元のレアル・マドリー寄りのメディアを中心にタケの起用法を巡り激しい論争が巻き起こった。なかでもエメリ監督が格好のスケープゴートにされていたが、ここ数試合で状況は一変しつつある。もともと徐々に出場機会を与える意向だった指揮官は、計画を実行に移しているに過ぎないが、結果的にその言葉に偽りがなかったことが実証された。
実際、タケはELの開幕以降、5試合中4試合でスタメンに出場。ELではレギュラー格として起用され、ラ・リーガでも2合中1試合で先発に名を連ねている。
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さらに特筆すべきはこの出場機会の増加が、タケのプレーにプラスの効果をもたらしていることだ。とりわけ顕著なのがメンタル面。それまでは短い出場時間でアピールしなければならないという気持ちのほうが勝りミスも目立ったが、余裕が生まれたことでゴールに直結するプレーも増加。それはEL3試合で1得点・3アシストという数字にも顕著に表われている。
プレータイムを見直すと、ELが始まるまでのラ・リーガ6試合での総出場時間は80分。内訳はウエスカ戦13分、エイバル戦5分、バルセロナ戦16分、アラベス戦15分、アトレティコ・マドリー戦5分、バレンシア戦26分となる。
一方、EL開幕以降の5試合の内訳はシワススポル戦90分、カディス戦62分、カラバフ戦74分、唯一ベンチスタートとなったバジャドリー戦26分、マッカビ・テルバビブ戦90分。トータル342分で、それまでの4倍以上という大幅な増加だ。
起用法についてはオプションを増やそうというエメリ監督の意向もあって1トップを除く全ての攻撃的なポジションでプレー。とはいえやはり得意とするセカンドトップと右サイドでの活躍が目立っている。
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