Jリーグは10月９日、最も活躍した選手を表彰する「2020明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」の９月度の受賞者を発表した。

　J１からは横浜F・マリノスのFWエリキ、J２からはアビスパ福岡のDF上島拓巳、J３からは藤枝MYFCのFW吉平翼がそれぞれ初受賞。各選手にはクリスタルトロフィーと、賞金としてJ１は30万円、J２は20万円、J３は10万円が授与される。

　J１のベストプレイヤーに選ばれたエリキは、抜群の運動量と決定力を活かし、９月の８試合で８得点を記録。16節のセレッソ大阪戦を皮切りに６試合連続で得点を挙げ、チームの４連勝に大きく貢献した。

　選考委員の原博実氏は、「８試合８ゴール２アシスト右足、左足、ヘディングどこからでも得点出来る万能型のストライカー。横浜の攻撃を牽引した」と絶賛。播戸竜二氏は、「献身性もあり、本人も日本でのプレーに満足！もっと活躍しそうな予感」と期待を込めた。

　またJ２部門受賞の上島に対して播戸氏は、「好調アビスパのキャプテン。５試合のクリーンシートに貢献。J１が見えてきた今、更なる堅い守備とキャプテンシーに期待！」と評価。J３の吉平については、「６試合６ゴール１アシスト。好調をキープ。いろいろな得点パターンがあり、常にゴールを意識。同じチームの大石選手と切磋琢磨して高め合って欲しい」と選考理由を述べている。

　３選手の受賞コメントは以下の通り。
 

【J１】
●エリキ（横浜／FW）
「９月の明治安田J１リーグKONAMI月間MVPに選ばれたことをとても嬉しく思います。試合でゴールを決めることができ、このような賞を受賞できるのもチームメイトのおかげ ですし、この先もチーム一丸となって一戦一戦全力で戦っていきたいと思います。チームの目標を達成していくためにサポーターのみなさんの力も必要になってきますので、引き続き応援をよろしくお願いします」

【J２】
●上島拓巳（福岡／DF）
「明治安田生命J２リーグ９月度月間MVPに選出して頂いたことを大変光栄に思います。苦しい８月をチーム全員で乗り越えて、ハードワークを続けた結果、９月の８勝１分という素晴らしい結果をもたらす事が出来ました。僕たちが目指す昇格、優勝を達成するためにより一層チームのために魂を込めて闘い、好調を継続して、10月もアビスパ福岡からこの賞を受賞する選手がいれば良いなと思います。シーズンはまだ折り返したばかりです。コロナ禍で大変なこともたくさんありますが、変わらない熱いサポートを最後までよろしくお願いします」

【J３】
●吉平 翼（藤枝／FW）
「今回の受賞は本当に嬉しく、誇りに思います。僕のゴールはアシストのあるゴールであったりPKであったりするのでチームメイトに感謝したいですし、石さん（石﨑監督）はじめコーチングスタッフ、チーム全員に本当に感謝したいと思います。リーグも後半戦に入り自分自身ゴールをとれていないですし、チームとしてもなかなかうまくいっていない状況ですが、J２昇格という大きな目標がある中で、この明治安田生命JリーグKONAMI月間MVPの活躍以上の活躍をしてチームの勝利に貢献できるようにしていきたいです。厳しい相手との試合が続きますが、ここから連勝できるように良い準備をして、みんなで乗り越えて、必ずJ２昇格を達成できるようにしたいです」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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