「イ・ガンインとガヤとでは同等な立場にはない」
ふたたびその周辺が騒がしくなってきた。
現地日曜日に開催されたラ・リーガ第2節、セルタ対バレンシアの一戦。その34分だった。0-1でビハインドを背負うバレンシアはゴンサロ・ゲデスがファウルを受け、敵ゴール前やや右寄りの位置でFKのチャンスを得る。絶好の機会とボールを掴んだのは左利きの韓国代表MF、イ・ガンインだった。
【動画】イ・ガンインと主将のガヤが口論となった一部始終はこちら!
しかし、同じく左利きで主将のスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤが詰め寄り、自身がキッカーを務めると主張。イ・ガンインはボールを後ろに隠すなど激しく抵抗し、チームメイトを交えて口論にも発展したが、最後はその権利を強引に奪われる格好となった。
結果的にガヤのショットは枠を大きく外れ、イ・ガンインはハーフタイムで交代を命じられてしまう。チームは1-2で敗れ去った。
現地日曜日に開催されたラ・リーガ第2節、セルタ対バレンシアの一戦。その34分だった。0-1でビハインドを背負うバレンシアはゴンサロ・ゲデスがファウルを受け、敵ゴール前やや右寄りの位置でFKのチャンスを得る。絶好の機会とボールを掴んだのは左利きの韓国代表MF、イ・ガンインだった。
【動画】イ・ガンインと主将のガヤが口論となった一部始終はこちら!
しかし、同じく左利きで主将のスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤが詰め寄り、自身がキッカーを務めると主張。イ・ガンインはボールを後ろに隠すなど激しく抵抗し、チームメイトを交えて口論にも発展したが、最後はその権利を強引に奪われる格好となった。
結果的にガヤのショットは枠を大きく外れ、イ・ガンインはハーフタイムで交代を命じられてしまう。チームは1-2で敗れ去った。
試合後のSNS上ではイ・ガンインの振る舞いについて賛否両論が渦巻いたが、韓国の全国スポーツ紙『スポーツソウル』日本語版は「FK口論で再燃したイ・ガンイン“いじめ”説、バレンシア残留が正しい選択か」と銘打ち、踏み込んだ論調を展開した。
同紙はまず、「ガヤは本来フリーキッカーではない。キックがずば抜けているわけでも得点力の高い選手でもないのに、イ・ガンインからボールを奪って機会を逃してしまった」と断じる。さらに「このような場面はサッカーでよく見られる光景だ」と前置きしつつ、次のように続けた。
「問題は、イ・ガンインとガヤとでは同等な立場にはないという点だ。まだ10代のイ・ガンインは絶対的な弱者。一方のガヤはチームの主将としてその立場がしっかりした選手だ。しかもイ・ガンインはすでに昨シーズン、チーム内で“いじめ”に近い待遇を受け、傷ついた。マンチェスター・シティに移籍したフェラン・トーレスが明かしたように、一部のベテラン選手はトーレスやイ・ガンインなどユース上がりの若い選手たちに声をかけず、透明人間扱いをした事実を暴露して話題になっただろう。今回も、イ・ガンインの意志が尊重してもらえない場面が公開されたのだ」
同紙はまず、「ガヤは本来フリーキッカーではない。キックがずば抜けているわけでも得点力の高い選手でもないのに、イ・ガンインからボールを奪って機会を逃してしまった」と断じる。さらに「このような場面はサッカーでよく見られる光景だ」と前置きしつつ、次のように続けた。
「問題は、イ・ガンインとガヤとでは同等な立場にはないという点だ。まだ10代のイ・ガンインは絶対的な弱者。一方のガヤはチームの主将としてその立場がしっかりした選手だ。しかもイ・ガンインはすでに昨シーズン、チーム内で“いじめ”に近い待遇を受け、傷ついた。マンチェスター・シティに移籍したフェラン・トーレスが明かしたように、一部のベテラン選手はトーレスやイ・ガンインなどユース上がりの若い選手たちに声をかけず、透明人間扱いをした事実を暴露して話題になっただろう。今回も、イ・ガンインの意志が尊重してもらえない場面が公開されたのだ」