数的優位になった直後に聞こえた拍手に…
興味深いワンシーンだった。現地時間9月20日に開催されたプレミアリーグ第2節のリバプール対チェルシーの一戦でのことである。
昨シーズンの王者であるリバプールがサディオ・マネの2ゴールで2-0と勝利したこの試合のターニングポイントとなったのは、前半終了間際にチェルシーのデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンがVAR判定の末に退場となったシーンだ。
序盤から息を吞むほどの緊迫したハイレベルな攻防戦が続いていただけに、数的不利となったことをきっかけにチェルシーの集中力が散漫になったことは言うまでもない。
そして、このクリステンセンが退場となった時だ。南野拓実らが座るリバプールのベンチから拍手と共に「よし!」という声が一斉に挙がった。数的優位に立ったことを素直に喜んだ反応とも言えるだろう。
しかし、これを他でもないリバプールの指揮官ユルゲン・クロップは見逃さなかった。背後から聞こえた歓声を耳にした瞬間にテクニカルエリアからベンチの方向に向かって、“Fワード”を用いて、こう叫んだのだ。
昨シーズンの王者であるリバプールがサディオ・マネの2ゴールで2-0と勝利したこの試合のターニングポイントとなったのは、前半終了間際にチェルシーのデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンがVAR判定の末に退場となったシーンだ。
序盤から息を吞むほどの緊迫したハイレベルな攻防戦が続いていただけに、数的不利となったことをきっかけにチェルシーの集中力が散漫になったことは言うまでもない。
そして、このクリステンセンが退場となった時だ。南野拓実らが座るリバプールのベンチから拍手と共に「よし!」という声が一斉に挙がった。数的優位に立ったことを素直に喜んだ反応とも言えるだろう。
しかし、これを他でもないリバプールの指揮官ユルゲン・クロップは見逃さなかった。背後から聞こえた歓声を耳にした瞬間にテクニカルエリアからベンチの方向に向かって、“Fワード”を用いて、こう叫んだのだ。
「なんだ? いかれてるのか? 我々は絶対にそういうことをしちゃいけない! いいか?」
鬼気迫る表情で自軍を一喝したクロップ。彼はなぜ怒ったのか? 地元紙『Liverpool Echo』によれば、ドイツ人指揮官は試合後に、次のように漏らしたという。
「あれは私が見たくない行ないだった。すでに拍手をしたスタッフたちとは話をして、問題は解決した。ただ、とにかく私が個人的に嫌う振る舞いだったんだ」
常々リスペクトの重要性を説いてきたクロップだけに、自身の理念に反した味方の振る舞いに我慢がならなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
鬼気迫る表情で自軍を一喝したクロップ。彼はなぜ怒ったのか? 地元紙『Liverpool Echo』によれば、ドイツ人指揮官は試合後に、次のように漏らしたという。
「あれは私が見たくない行ないだった。すでに拍手をしたスタッフたちとは話をして、問題は解決した。ただ、とにかく私が個人的に嫌う振る舞いだったんだ」
常々リスペクトの重要性を説いてきたクロップだけに、自身の理念に反した味方の振る舞いに我慢がならなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部