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「当時のオーナーは嘘ばかりで…」F・トーレスが9年前のチェルシー電撃移籍の舞台裏を回想

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年09月19日

輝きを取り戻せなかったチェルシー時代を回顧

チェルシー移籍で世界に衝撃を与えたF・トーレスだったが、目に見える結果は残せなかった。 (C) Getty Images

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 かつて“エル・ニーニョ(神の子)”と呼ばれた名ストライカー、フェルナンド・トーレス。彼の輝かしいキャリアにおいて、東ロンドンでの時間は決して誇れるものではなかった。

 2011年の1月、当時リバプールに所属していたF・トーレスは、そのライバルクラブであるチェルシーに電撃移籍したことで話題をさらった。やや不振に喘いでいたとはいえ、在籍3年半で81ゴールを挙げたエースが、移籍金5000万ポンド(約70億円)で売却されたからだ。

 この当時の心境を、現地時間9月15日に公開された英国のスポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』のインタビューで、本人が赤裸々に告白している。

「リバプールでは本当に幸せだった。だけど、ある時、クラブが売却に動いていると知って状況はとても困難になった。彼らは全ての主力選手を売りに動いていた。実際、ハビエル・マスチェラーノ、シャビ・アロンソ、(監督の)ラファエル・ベニテスがそうなった。代わりに若い選手たちを獲得し始めていたんだ。リバプールは6~7年かけて勝てるチームを作ろうとしていた。だけど、僕にはそれを待つ余裕なんてなかった」

 さらに「当時のリバプールのオーナーは嘘が多かったから、最終的に僕自身で道を見つける必要があった」と語ったF・トーレスが見出した答が、当時カルロ・アンチェロッティが率いていたチェルシー行きだったのだ。

 だが、ディディエ・ドログバやニコラ・アネルカなど攻撃陣に実力者が揃っていたブルーズで、F・トーレスは苦戦。初ゴールまでに903分間も要し、チャンピオンズ・リーグやヨーロッパリーグ、FAカップなどタイトルは手にしたものの、リバプール時代の眩い輝きを放てぬまま、2014年の夏にミランへ移籍した。
 
 本人にとっても苦い記憶だ。「本当に素晴らしい時間を過ごしたが、それまでのような一貫性がプレーになかった」と語っている。

「順応に時間がかかったのは僕のせいかもしれない。チェルシーのようなビッグクラブでは、常に誰か別の選手がやってきて自分のポジションを奪っていくんだ。スター選手がたくさんいる中で、シーズン途中の加入だったから適応するのは本当に苦労した。

 もしかしたら、リバプールにいた時のようなパートナシップは周りと築けていなかったかもしれない。でも、僕はそれを常々『自分のせいだ』と言ってきた。その解決策を見つけるのに十分なキャリアを積んでいたけどできなかったから」

 18年の5月にサガン鳥栖に入団し、昨夏に現役を退いた元スペイン代表FWにとって、チェルシー時代は、決して誇れるものではなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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