前所属では不遇の時も「そこは真摯に受け止めて」
横浜F・マリノスから期限付き移籍で横浜FCの一員となった杉本竜士が、8月12日にオンラインでの入団会見に臨んだ。「1試合でも多く試合に絡んで、勝点を多く積み上げるために、ひとつのコマとして」貢献したいと意気込みを語った。
横浜FCのサッカーついては、「去年のJ2でも見させてもらって、すごく戦術的で、攻撃的で、魅力的」と印象を語る。杉本のことを「高校時代から知っている」という下平隆宏監督は、起用法について「3バックならウイングバック、4バックならサイドハーフ。左右両方で考えている」という。
杉本自身は「もちろん、チームに馴染むこと、戦術を理解することが大事」としたうえで、「自分の良さであるドリブルや前線からの守備、それをしっかり出すことでチームの力になる。そこをしっかりやっていきたい」と言葉に力をこめる。
今季はJ2の徳島ヴォルティスから横浜に完全移籍。しかし、思うように出場機会を得られなかった。新型コロナウイルスの感染防止のため、リーグは中断、チームの活動も一時休止するなどアピールしきれなかった部分はあったはずだが、杉本はきっぱりと言う。「マリノスで試合に絡めなかったのも、コロナとか関係なく、自分の実力だと思う。そこは真摯に受け止めて、次のチャンスを活かしたい」と。
本人も納得はいっていないだろうが、横浜での経験を無駄にはしない。「去年のチャンピオンチームで、選手もあまり変わってなくて、そこで質の高い練習ができた」。熾烈なレギュラー争いに揉まれ、あがき、感じる部分はあったはずだ。試合に出られなかった悔しさも発奮材料にして、それを飛躍へのパワーに変えたい。
出場機会を求めての“決断”だったはずだが、新天地でピッチに立てる保証はない。それは杉本も承知している。そして「自分なりにチームのために尽くして、試合に出たら、しっかり活躍したい」と表情を引き締める。
東京Vの下部組織出身で、トップ昇格後は、町田、名古屋、徳島、横浜と渡り歩いてきた。世代別代表にも名を連ねた実績もあるなど、起伏に富むキャリアを刻んできた27歳のアタッカーの新たなチャレンジに注目だ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】あの時、君は若かった…厳選写真で振り返るレジェンドたちの“ビフォーアフター”(国内編)
横浜FCのサッカーついては、「去年のJ2でも見させてもらって、すごく戦術的で、攻撃的で、魅力的」と印象を語る。杉本のことを「高校時代から知っている」という下平隆宏監督は、起用法について「3バックならウイングバック、4バックならサイドハーフ。左右両方で考えている」という。
杉本自身は「もちろん、チームに馴染むこと、戦術を理解することが大事」としたうえで、「自分の良さであるドリブルや前線からの守備、それをしっかり出すことでチームの力になる。そこをしっかりやっていきたい」と言葉に力をこめる。
今季はJ2の徳島ヴォルティスから横浜に完全移籍。しかし、思うように出場機会を得られなかった。新型コロナウイルスの感染防止のため、リーグは中断、チームの活動も一時休止するなどアピールしきれなかった部分はあったはずだが、杉本はきっぱりと言う。「マリノスで試合に絡めなかったのも、コロナとか関係なく、自分の実力だと思う。そこは真摯に受け止めて、次のチャンスを活かしたい」と。
本人も納得はいっていないだろうが、横浜での経験を無駄にはしない。「去年のチャンピオンチームで、選手もあまり変わってなくて、そこで質の高い練習ができた」。熾烈なレギュラー争いに揉まれ、あがき、感じる部分はあったはずだ。試合に出られなかった悔しさも発奮材料にして、それを飛躍へのパワーに変えたい。
出場機会を求めての“決断”だったはずだが、新天地でピッチに立てる保証はない。それは杉本も承知している。そして「自分なりにチームのために尽くして、試合に出たら、しっかり活躍したい」と表情を引き締める。
東京Vの下部組織出身で、トップ昇格後は、町田、名古屋、徳島、横浜と渡り歩いてきた。世代別代表にも名を連ねた実績もあるなど、起伏に富むキャリアを刻んできた27歳のアタッカーの新たなチャレンジに注目だ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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