「彼はパニック状態に陥っていた」
今シーズンに2年ぶりにポルトガル・リーグを制したポルト。しかし、7月20日に行なわれた優勝セレモニーに、中島翔哉は姿を見せなかった。
この件についての真実を、ポルトのピンド・ダ・コスタ会長が現地紙『O Jogo』のインタビューで明かしている。
19年夏に加入した日本代表MFは、新型コロナウイルスの影響でリーグが中断した際、5月に一度はトレーニングに参加した。しかし、その後は自宅での練習を選択。6月下旬にクラブハウスでのトレーニングに復帰したが、全体練習には参加していない。
ダ・コスタ会長は「彼は心理的な健康上の問題を抱えていた」と語っている。
「(新型コロナウイルスの影響などで)彼はパニックになっていた。フットボールが出来る状況ではないと彼自身も感じていたし、克服するには時間を要した。すぐに解決できるものではなかった。周囲への不信感もあったのだろう。どんどんパラノイア状態になっていたようだ。だが、ポルトに死刑制度はない。彼は来季のメンバーに入っているし、来シーズン初めには復活するだろう」
この件についての真実を、ポルトのピンド・ダ・コスタ会長が現地紙『O Jogo』のインタビューで明かしている。
19年夏に加入した日本代表MFは、新型コロナウイルスの影響でリーグが中断した際、5月に一度はトレーニングに参加した。しかし、その後は自宅での練習を選択。6月下旬にクラブハウスでのトレーニングに復帰したが、全体練習には参加していない。
ダ・コスタ会長は「彼は心理的な健康上の問題を抱えていた」と語っている。
「(新型コロナウイルスの影響などで)彼はパニックになっていた。フットボールが出来る状況ではないと彼自身も感じていたし、克服するには時間を要した。すぐに解決できるものではなかった。周囲への不信感もあったのだろう。どんどんパラノイア状態になっていたようだ。だが、ポルトに死刑制度はない。彼は来季のメンバーに入っているし、来シーズン初めには復活するだろう」
そして、セレモニーに参加しなかった理由も、会長は明確にしている。
「ポルトが彼にメダルを与えなかったというテレビ番組の報道を見た人達から批判もされたが、それは事実ではない。まったく、好き勝手なことを言われたよ! クラブは彼は複数の公式戦に参加し、重要なゲームにも関わっていたので、正当なメダル授与に値すると判断している。代理人を通じてセレモニーに招待したが、彼は後からメダルを受け取ることを選択したんだ」
ポルトは8月1日に宿敵ベンフィカとのリーグカップ決勝を終えた後、約3週間の休暇を取り、8月24日から来シーズンに向けて始動するとみられる。その頃には、チームの輪に戻った中島の姿が見られるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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