『ワールドサッカーダイジェスト』の7月16日発売号では、毎年恒例となった「欧州4大リーグ ベストプレーヤー」を選出する座談会を行なった。各リーグで「ベスト50」を選出し、ポジション別の部門賞とシーズンMVPを決める。
プレミアリーグは90年代にサウサンプトンで左SBとして活躍したフランシス・ベナリ氏、英紙『デイリー・メール』のベテラン記者のマット・バーロウ氏、現地ジャーナリストの松澤浩三氏という3人が選者となり、熱い討論を交わした。
その中の「ストライカー部門」では、多くの賛辞を集めたのがアーセナル史上最速でプレミアリーグ通算50ゴールを挙げたピエール=エメリク・オーバメヤンだ。
今シーズンのオーバメヤンは、開幕からコンスタントに得点を重ね、最終的に得点王ランキング2位の22ゴールを挙げる活躍を見せた。
アーセナル史上最速でリーグ戦50ゴールを達成
そんなガボン代表FWに対して、松澤氏は「アーセナル以外の“ビッグ6”であれば、もっと好成績を残していた可能性もある」と称賛した。
バーロウ氏も、「79試合でのプレミア50ゴール到達はアンディ・コール、アラン・シアラー、ルート・ファン・ニステルローイ、フェルナンド・トーレス、モハメド・サラーに続く6番目の速さだ。センターフォワードもサイドアタッカーもこなせて、フィニッシュの技術はワールドクラス」と点取り屋としての能力の高さを絶賛した。
そしてベナリ氏は、オーバメヤンのチームへの貢献度の高さをプレーヤー目線で評価した。
「ゴールが奪えて、チャンスも作り出せる。そんな彼ともし現役時代にフルバックとして対峙していたら、震えあがっていたかもな(笑)」
オーバメヤンが選出された今シーズンのベスト50人、各部門賞、シーズンMVPなどは、現在発売中の『ワールドサッカーダイジェスト』7月16日号で発表している。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部