昨夏にドルトムントから、スペイン２部のサラゴサに移籍したのが香川真司だ。

　ドルトムントやマンチェスターユナイテッドという強豪クラブでプレーし、リーグタイトルも獲得した日本のスターが、２部のクラブに加わったことは小さくない驚きを与えた。

　スペインのウェブメディア『90min』は、現地時間７月27日に「近年の最も予想できなかった９つの移籍」と題して、９つの“意外な”ディールを紹介。その中の５番目に香川のサラゴサ入りを選び、「お金ではなく、スペインでプレーするという願いを叶えた」と綴っている。

「日本の攻撃的MFは、ドルトムントを去り、2019年８月にサラゴサとサインした。このクラブでプレーするためにサラリーは下がったが、カガワはスペインでプレーしたかったという願望を明かした」
 

　このほか、記事では次の８つの移籍をピックアップしている。

ロナウジーニョ（14年：アトレチコ・ミネイロ→ケレタロ）
ダニエウ・アウベス（19年：パリSG→サンパウロ）
フィルジル・ファン・ダイク（18年：サウサンプトン→リバプール）
オスカル（17年：チェルシー→上海申花）
アンヘル・ディ・マリア（14年：R・マドリー→マンチェスター・U）
ラジャ・ナインゴラン（19年：インテル→カリアリ）
マリオ・マンジュキッチ（19年：ユベントス→アル・ドゥハイル）
ナビル・フェキル（19年：インテル→カリアリ）

　大きな期待を受けてサラゴサに加入した香川だが、しかしコンディション不良やシステム変更などが重なってなかなか本領を発揮できず、ここまで33試合で４ゴール・１アシストに終わっている。

　ただ、チームは終盤に大失速しながらも何とか３位に入り、プレーオフに回った。最後にチームを昇格に導く働きができるか。調子が上がり気味のサムライ戦士の活躍に、期待が高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部