「ウエスカにとってはこのうえない一手だった」
現地時間7月8日に行なわれたスペイン2部の第39節で、岡崎慎司を擁するウエスカはアルコルコンとホームで対戦し、2-1で勝利。岡崎は1-1の同点で迎えた前半アディショナルタイムに決勝点となるダイビングヘッドを決めた。
今季11ゴール目で勝利に貢献した岡崎について、現地スポーツ紙『Sportaragon』デジタル版のヴィクトル・ラパン記者は、「ウエスカの奇跡だ」と称賛している。
「当媒体の読者が選ぶウエスカの最優秀選手には、またしてもオカザキが選ばれた。夏の移籍市場で、ギリギリのところでシンジ・オカザキという幸運を手にしたのは、ウエスカにとってはこのうえない一手だったといえるだろう」
オンラインで行なった読者投票では、4人の候補のうち、岡崎が約60%の支持を獲得して、この試合のMVPに選出されている。
今季11ゴール目で勝利に貢献した岡崎について、現地スポーツ紙『Sportaragon』デジタル版のヴィクトル・ラパン記者は、「ウエスカの奇跡だ」と称賛している。
「当媒体の読者が選ぶウエスカの最優秀選手には、またしてもオカザキが選ばれた。夏の移籍市場で、ギリギリのところでシンジ・オカザキという幸運を手にしたのは、ウエスカにとってはこのうえない一手だったといえるだろう」
オンラインで行なった読者投票では、4人の候補のうち、岡崎が約60%の支持を獲得して、この試合のMVPに選出されている。
地元ファンも認める34歳のベテランストライカーを、ラパン記者は「運命は当初、日本人がウエスカで”終わる”ことを望んでいた」と綴っている。
「彼は財政的な問題を抱えたマラガに先に到着した。スペインに到着したのは、彼が引退前の和やかなひとときを手に入れる手段に過ぎないのではないかという憶測もあった。だが、現実は全くそうではなかった。
シーズンが始まる前、オカザキは10ゴールを目標にしていると言っていた。その目標を達成しただけではなく、アルコルコン戦では11点目をマークした。完璧なヘディングで、勝点3を呼び込んでみせた。彼は走り、プレスをかけ、あらゆる場面でボールとともに戦っていた。彼の素晴らしいパフォーマンスがファンにどう見えたのか、疑う余地はないだろう」
直近の5試合で3ゴールを挙げ、波に乗っている岡崎。残り3試合での活躍を期待する声も、大きくなるばかりだ。
「彼がウエスカに来たことは運であり、運命でもあった。彼が1部リーグでもやれるのかどうか誰にも分からないが、地元のファンは彼を楽しみ続けたいと思っている。残りの試合の結果はまだ分からないけれど、この日の勝利は、奇跡を信じるための大きな一歩になったはずだ」
ウエスカは次節、アウェーでサンタンデールと対戦する。岡崎は再びチームを勝利に導くことができるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部