FC東京戦は嬉しさと悔しさが入り混じったゲームに
[J1リーグ3節]FC東京0-4川崎/7月8日/味の素スタジアム
川崎がFC東京に4-0で快勝した7月8日の“多摩川クラシコ”。今季から導入した4-3-3システムを活かした川崎の攻撃力が光ったゲームだったが、結果とともに、嬉しいニュースとなったのが、アカデミー育ちの期待のストライカー宮代大聖のJ1デビューだ。
2018年4月にクラブ初の高校3年生でプロ契約を結んだ逸材は、昨季は夏場からJ2の山口で武者修行。19試合・2ゴールと、プロ初得点を含めた貴重な経験を得て、今季川崎に復帰した。
すると2月16日のルヴァンカップ・清水戦では、U-21先発ルール(2020年12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発に含める※新型コロナウイルス感染拡大による大会規定の変更で現在は適用されない)もあって先発。川崎での公式戦初出場を果たすと、FC東京戦では84分に念願のJ1デビューを飾ったのだ。
「やっぱりJ1の舞台は自分のなかで目標にしていたので、嬉しかったです。ただスタートラインに立っただけだと思います。昨日も含めてしっかり結果を出さないといけない立場にいると考えています」
一夜明け、オンライン取材で話を訊くと、喜びと悔しさが入り混じった心境を口にする。
FC東京戦は10分少々の出場だったため致し方ないが、シュートを打てなかった点も反省材料として挙げる。
「最後の時間帯でお互い疲れているところでの出番でしたが、そこでもっと攻撃にアクセントを加えたかった。そう試合を終えて感じました。シュートも打てなかったですし、そこは課題です。今後は自分が入れば何かしらを変えられる状況にしたいです」
川崎がFC東京に4-0で快勝した7月8日の“多摩川クラシコ”。今季から導入した4-3-3システムを活かした川崎の攻撃力が光ったゲームだったが、結果とともに、嬉しいニュースとなったのが、アカデミー育ちの期待のストライカー宮代大聖のJ1デビューだ。
2018年4月にクラブ初の高校3年生でプロ契約を結んだ逸材は、昨季は夏場からJ2の山口で武者修行。19試合・2ゴールと、プロ初得点を含めた貴重な経験を得て、今季川崎に復帰した。
すると2月16日のルヴァンカップ・清水戦では、U-21先発ルール(2020年12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発に含める※新型コロナウイルス感染拡大による大会規定の変更で現在は適用されない)もあって先発。川崎での公式戦初出場を果たすと、FC東京戦では84分に念願のJ1デビューを飾ったのだ。
「やっぱりJ1の舞台は自分のなかで目標にしていたので、嬉しかったです。ただスタートラインに立っただけだと思います。昨日も含めてしっかり結果を出さないといけない立場にいると考えています」
一夜明け、オンライン取材で話を訊くと、喜びと悔しさが入り混じった心境を口にする。
FC東京戦は10分少々の出場だったため致し方ないが、シュートを打てなかった点も反省材料として挙げる。
「最後の時間帯でお互い疲れているところでの出番でしたが、そこでもっと攻撃にアクセントを加えたかった。そう試合を終えて感じました。シュートも打てなかったですし、そこは課題です。今後は自分が入れば何かしらを変えられる状況にしたいです」
それでも、メディアに公開された際のトレーニングの様子を見る限り、調子は良さそうだ。中断期間に行なわれた練習試合ではゴールを挙げ、アピール。自身も「コンディションは良い状態にあります。あとはいかに公式戦で出せるか。そこが重要になります」と語る。
なにより光るのは強烈なシュートだ。その速度とパワーは目を見張るものがあり、豪快なキック音とネットに突き刺さる光景を見れば、ますます期待値は上がる。
4-3-3のシステムで、前出のルヴァンカップでは右ウイングを担ったが、主戦場はCF。FC東京戦もレアンドロ・ダミアンと交代したように、この元ブラジル代表FWや、現在は離脱中の小林悠と、強力なライバルとの競争を行なっている最中だ。
それでもクラブの未来を担う点取り屋は「僕もいつでもスタメンを狙っています」と意気込む。
「とにかく点を取ること。この世界を生き残っていくにはそれが必要」
ストライカーとして熾烈な競争に勝ち抜くめのシンプルな方法も理解している。新たに大きな一歩を踏み出した20歳の俊英FWが今後、どんな成長を見せてくれるのか。中2日で迎える7月11日の第4節、ホームでの柏戦も楽しみだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【J1第3節PHOTO】FC東京0-4川崎|敵地に乗り込んだ川崎が4発圧勝で”多摩川クラシコ”を制する!
なにより光るのは強烈なシュートだ。その速度とパワーは目を見張るものがあり、豪快なキック音とネットに突き刺さる光景を見れば、ますます期待値は上がる。
4-3-3のシステムで、前出のルヴァンカップでは右ウイングを担ったが、主戦場はCF。FC東京戦もレアンドロ・ダミアンと交代したように、この元ブラジル代表FWや、現在は離脱中の小林悠と、強力なライバルとの競争を行なっている最中だ。
それでもクラブの未来を担う点取り屋は「僕もいつでもスタメンを狙っています」と意気込む。
「とにかく点を取ること。この世界を生き残っていくにはそれが必要」
ストライカーとして熾烈な競争に勝ち抜くめのシンプルな方法も理解している。新たに大きな一歩を踏み出した20歳の俊英FWが今後、どんな成長を見せてくれるのか。中2日で迎える7月11日の第4節、ホームでの柏戦も楽しみだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【J1第3節PHOTO】FC東京0-4川崎|敵地に乗り込んだ川崎が4発圧勝で”多摩川クラシコ”を制する!