【川崎】激しさ増すレギュラー争い。車屋紳太郎は「危機感を持って」勝負のシーズンへ

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2020年06月13日

「どのタイミングでチャンスが来ても結果を残せるように」

リーグ再開を見据えてトレーニングに取り組む車屋。激しいレギュラー争いに挑む。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 6月12日、トレーニング後に設けられたオンライン取材で、DF車屋紳太郎が7月4日のリーグ再開に向けて意気込みを語った。

 新型コロナウイルスの影響で活動を休止していたチームは、6月2日から全体練習を再開。車屋は「フィジカル的にもいろいろ取り組んできたので身体の状態は良いです」と語りつつ、「ボールフィーリングはまだまだ改善する点もありますし、時間をかけて元の姿に戻して、それ以上になれるようにやっていきたいです」と今後のテーマを設定した。

 チームは中断前、2月16日にルヴァンカップの清水戦(〇5-0)、同22日にリーグ開幕戦の鳥栖戦(△0-0)を戦ったものの、ベンチに入った車屋に出場機会は訪れなかった。

 走力、足もとの技術に加え、ポリバレント性も魅力のレフティーで、CB、右SBも高い水準でこなす車屋だが、主戦場は左SBだ。ここ数シーズンは2歳上の登里享平とレギュラー争いを展開し、今季は前述の2試合でスタメンの座を譲った形だった。だからこそ危機感も抱いているという。

「厳しいポジション争いになると思いますが、とにかく自分にフォーカスして、どのタイミングでチャンスが来ても結果を残せるように良い準備をしたいです」

オンライン取材に答えた車屋。現在のコンディションなども語った。

画像を見る

 そして今季を「勝負の年」と捉える。

「2、3年前はスタメンで出られることが多かったですが、去年はそういうチャンスが減りましたし、僕自身は危機感を持ってプレーしています。ただこのチームでこれからもっとプレーし続けていくためには成長していかないといけません。毎年そうですが、今年はより大事な年になると思います」

 そのために全体練習後に「全身を鍛えるトレーニング」を取り入れるなど、7月4日のリーグ再開に向けて準備に余念はない。ストイックな男が挑む激しいレギュラー争いは、チームの総合力向上の後押しにもなりそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら27名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!

 
【関連記事】
清水の鄭大世に「なんでJリーグにいるのかな」と言わしめたハイレベルな2選手は?
風間八宏氏が挙げる“サッカーがうまい”3人のJリーガー。「ボールを止める力が凄い」という日本人選手は?
【川崎】アンカーへの挑戦。成長著しい田中碧が醸すスケールアップの予感
【川崎】手本はバルセロナ時代のシャビ&イニエスタ。脇坂泰斗が中断期間でイメージした4-3-3での新たな役割
【川崎】全体練習再開に大島僚太が感じる“頭を使う楽しさ”。コロナ後のリーグ戦のポイントは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ