• トップ
  • ニュース一覧
  • 「間違いかと思った…」「あれが全てを変えた」トッティ、伝説のユーベ戦での中田英寿との“交代劇”を語る!

「間違いかと思った…」「あれが全てを変えた」トッティ、伝説のユーベ戦での中田英寿との“交代劇”を語る!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年04月25日

「ナカタが入ったことでより…」

今もなおロマニスタから愛されて止まないトッティ(左)が、中田英寿(右)との交代劇について振り返った。 (C) Getty Images

画像を見る

 2001年5月6日に行なわれたセリエA第29節のユベントス対ローマは、日本のサッカーファンにとっても忘れられない伝説の一戦だ。

 首位ローマと勝点6差の2位ユベントスとの直接対決は、スクデット(優勝)の行方を左右する天王山だった。この試合で大きな仕事を成し遂げたのが、元日本代表の中田英寿だ。

 2点ビハインドで迎えた60分、ローマのエースであるフランチェスコ・トッティとの交代でピッチに立った中田は、79分に中盤でボールを奪うと右足を一振り。強烈なミドルシュートでネットを揺らす。さらにアディショナルタイムにも、再び中田がペナルティーエリア外からミドルシュートを放つと、GKエドウィン・ファン・デル・サールが弾いたところをヴィンチェンツォ・モンテッラが押し込んだのだ。

 敗色濃厚だった一戦で土壇場にポイントをもぎ取ったローマは、そのまま首位を保って逃げ切り。18年ぶり通算3度目となる優勝を果たした。

 出場機会に恵まれず、不本意なシーズンを過ごしていた中田だが、この頂上決戦での活躍でスクデットへの貢献度を高く評価されている。

 では、ロマニスタの絶対的なアイドルだったトッティは、中田との交代をファビオ・カペッロ監督に命じられ、何を思っていたのだろうか。
 

 ローマ専門サイト『frozaroma.it』によると、インフルエンサーとのインスタグラムでの対談で、トッティは、「(交代は)間違いじゃないかと思ったよ。0-2で負けていて、試合をひっくり返さなきゃいけなかったしね。でも、あの交代からすべてが変わった」と話している。

「中田が入って、ゴールを決めて、同点につながるシュートを放った。交代が大当たりしたんだ。事前にそうなると分かっていたら、前半が終わった時に交代していたよ。いや、出場すらしなかったさ」

 さらに、“カルチョの偉大なる王子”は、「あの流れでは悶々としてもおかしくない。スクデットがかかった、あれほど大事な試合で交代させられるんだからね」と続けた。

「最後は交代がすごく当たった。あの状況では自分のことではなく、チームのことを考えるものだ。その時は悶々とするかもしれないけど、過ぎ去るものだよ。ナカタが入ってからより、自分がいた時のほうがチームは苦しんでいた。カペッロが正しいタイミングで理解し、変えたんだ。拍手するしかない」

 大一番で交代させられた悔しさをにじませながらも、中田の功績やカペッロ采配が奏功したことも認めたトッティ。悲願のスクデットを手にしたことで、屈辱も二の次とできたのかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
「イケすぎてやばい」「さすがの肉体美」中田英寿氏が投稿した短パン姿&超高級セダンとの2ショットが大反響!
【独占】イニエスタが「日本サッカーにとって特別な試合になった」と振り返った一戦は?
「俺は寄付なんかしない!」アデバヨールの発言が物議! “トーゴの英雄”はなぜ母国に援助の手を差し伸べないのか?
「クソ! 俺は何のために…」アグエロがチャリティーのゲーム大会でハメスに敗れてマジギレ! SNSで大反響に
【岩本輝雄の英雄列伝|中田英寿編】個性派集団の中で、伸び伸びできたんじゃないかな

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ