2歳で車から投げ出されて…
フランスが生んだ天才肌のアタッカーが、自身の“トラウマ”について告白した。
現地時間4月17日、フランス・メディア『Canal+ Sport』で、現在フィオレンティーナに所属する元フランス代表MFフランク・リベリが、自身の顔に残ってしまった大きな傷跡について語った。
リベリの額から右頬にかけてついた傷。それは彼がまだ2歳だった時に父親の運転する車が交通事故に遭い、路上に投げ出された際についたものだ。100針を縫う大怪我ではあったものの、幸い命には別条がなかった。しかし、深々とついたそれは、本人にとって「簡単に受け入れられるものではなかった」という。
「俺はまだ子どもだった。だから、この傷のことは簡単じゃなかったね。受け入れるのには時間を要した。人々が見たり、言ったりしていることに俺の家族は傷ついたんだ」
さらにリベリは、周りを行き交う人々の視線が常に自身に向けられることで、「トラウマを抱えたことがあった」とも語った。
現地時間4月17日、フランス・メディア『Canal+ Sport』で、現在フィオレンティーナに所属する元フランス代表MFフランク・リベリが、自身の顔に残ってしまった大きな傷跡について語った。
リベリの額から右頬にかけてついた傷。それは彼がまだ2歳だった時に父親の運転する車が交通事故に遭い、路上に投げ出された際についたものだ。100針を縫う大怪我ではあったものの、幸い命には別条がなかった。しかし、深々とついたそれは、本人にとって「簡単に受け入れられるものではなかった」という。
「俺はまだ子どもだった。だから、この傷のことは簡単じゃなかったね。受け入れるのには時間を要した。人々が見たり、言ったりしていることに俺の家族は傷ついたんだ」
さらにリベリは、周りを行き交う人々の視線が常に自身に向けられることで、「トラウマを抱えたことがあった」とも語った。
「みんなが言うんだよ。『ん? 一体あれはなんだ?』とか『彼の顔に付いているものはなんだ』、『なんだ、その傷! 醜い顔だ』とかね。どこへ行ってもじろじろと見てくる。
それは俺がフランクなんてお気楽な名前の良い人だからとか、良いフットボーラーだからというわけじゃない。この傷のせいだ。そういうことやってくるのは、残酷なことに大抵が、他の子どもの親なんだよ」
幼心にトラウマを抱えたリベリだったが、それでも自分に劣等感を感じるようなことはなかったという。
「確かに苦しんだ。でも、俺は隅っこへ行って泣きじゃくるようなことはしなかった」
辛い幼少期を過ごしながらも、逞しく成長していったリベリ。37歳にしていまだセリエAのトッププレーヤーとしてプレー出来る原動力は、そうした強い精神力にあるのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部