メッシが兄貴分と慕ったクラックの“妙技”
衝撃的な妙技がリバイバルされ、話題を呼んでいる。
新型コロナウイルスの影響により、各国リーグが延期や打ち切りを余儀なくされるなか、英サッカー専門誌『Mundial』の公式ツイッターは、2014年5月11日に行なわれたアルゼンチン・リーグ後期第18節のラヌース戦で、当時ボカ・ジュニオルスに所属していたファン・ロマン・リケルメが見せた“意外な形”での股抜きシーンを公開した。
それは文字通り一瞬の出来事だった。本拠地ボンボネーラの大観衆が見つめるなか、味方からのパスをバイタルエリア付近で受けようとしたリケルメは、マーカーだった相手DFのカルロス・イスキエルドスを引き付けるようにゴールを背にする。
その時だった。リケルメは、突如としてパスをスルー。勢いよく転がり続けたボールは、リケルメのすぐ後ろに立っていたイスキエルドスの股を抜けて、ボカのFWへと繋がったのだ。
新型コロナウイルスの影響により、各国リーグが延期や打ち切りを余儀なくされるなか、英サッカー専門誌『Mundial』の公式ツイッターは、2014年5月11日に行なわれたアルゼンチン・リーグ後期第18節のラヌース戦で、当時ボカ・ジュニオルスに所属していたファン・ロマン・リケルメが見せた“意外な形”での股抜きシーンを公開した。
それは文字通り一瞬の出来事だった。本拠地ボンボネーラの大観衆が見つめるなか、味方からのパスをバイタルエリア付近で受けようとしたリケルメは、マーカーだった相手DFのカルロス・イスキエルドスを引き付けるようにゴールを背にする。
その時だった。リケルメは、突如としてパスをスルー。勢いよく転がり続けたボールは、リケルメのすぐ後ろに立っていたイスキエルドスの股を抜けて、ボカのFWへと繋がったのだ。
あのリオネル・メッシが兄貴分として慕い、背中を追いかけていたリケルメ。そんなサッカー大国・アルゼンチンが生んだクラック(名手)が見せた技ありの“ノータッチ股抜き”は、サッカーの“母国”イングランドのファンをも唸らせている。
『Mundial』のツイッターが「リケルメはノータッチでほとんどのミッドフィールドよりも凄いことをやってのける」と綴った投稿には、熱狂した現地ファンから次のようなメッセージが殺到した。
「ボールに触れる必要ってないんだな」
「これをキャリアの晩年にできるから凄い」
「マスターだ」
「一体どうやったんだ……」
「後ろに目がついているのか?」
「バカげている。なんてこったい!」
「特別にして、唯一無二のプレーヤー」
「アルゼンチンのキング」
「得点以外で魅せられる選手」
昨年12月には古巣ボカの副会長となったリケルメ。引退から6年が経った今も、当時のプレーには人々の心を打つ輝きがある。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部