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ユニホームを投げつけてキャリアが一変…。札幌の助っ人FWが告白したアーセナル時代の“後悔”「ヴェンゲルからも…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年04月07日

ティーンエージャーだったユース時代に…

札幌で活躍を続けるジェイが若かりし頃の過ちを語った。 (C) SOCCER DIGEST

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 日本の北の大地で活躍を続ける助っ人FW、ジェイ・ボスロイド。J1のコンサドーレ札幌に所属する元イングランド代表は、アーセナルのユース出身で、かつてはビッグクラブでの飛躍が期待された逸材だった。

 しかし、ユースリーグなどでも活躍し、将来を嘱望された彼がトップチームに上がることはなかった。

 一体なぜなのか? そのキッカケともなったエピソードを本人が、英紙『Wales Online』で告白している。

 同紙のインタビューでジェイは、「アーセン・ヴェンゲル監督から『カップ戦のいくつかに君を参加させたい』と言われたのを覚えているよ。ほぼ毎日、ファーストチームのメンバーと一緒にトレーニングをしていた」とアーセナル時代を回想。そのうえで、自らの“愚行”を明らかにした。

 まだ、ティーンエージャーだった彼は、トップチームからの注目も集まるなかで迎えたプレミアリーグ・ユースカップ決勝戦で、交代を強いられた際に、当時のユースチームのコーチだったドン・ハウに向かって、ユニホームを投げつけてしまったのだという。湧き出た怒りをコントロールできなかったのだ。

 この行動から評価は一変。結局、2000年の夏にコベントリー・シティにわずか100万ポンド(約1億4000万円)で売却されてしまったのだ。
 
 当時のことをジェイは、こう振り返っている。

「僕はユニホームを投げたことを今でも後悔しているよ。でも、それはこれからも抱え続けないといけないものだ」

 その後、日本やタイを含めて3か国11クラブを渡り歩いた“ジャーニーマン”も、37歳となった。年齢的には引退の二文字がよぎってもおかしくはない。だが、彼はインタビューの最後に今後のキャリアへの意気込みを語っている。

「俺は37歳だ。心が望んで、身体が辞めたいと言った時、それが辞める時だろうね。だけど、現時点で俺はまだ全力疾走が出来ているし、ゴールも決めているんだ」

 アーセナルでの失敗を胸に刻みながら日本で活躍を続けるジェイ・ボスロイド。まだまだ札幌のファンを熱狂させてくれることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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