審判やメンバーリストの作成まで話が及び…
新型コロナウイルスの影響により、各国リーグが中断し、自宅待機を余儀なくされたフットボーラーたちによる交流が盛んになっている。
そんななかスペインでは、バルセロナとレアル・マドリーのレジェンドたちがファンをアツくする計画を打ち出し、大きな話題を呼んでいる。
事の発端は、ヴィッセル神戸でプレーするアンドレス・イニエスタのつぶやきにあった。
かつてバルサで異彩を放ったスペイン・サッカー界の至宝は、現地時間4月5日にラ・リーガの公式ツイッターが「彼のプレーを見るのは甘美なことだ」と記してアップしたシャビ(現アル・サッド監督)のバルサ時代のプレー集に、「毎日、5メートルの距離から見るのは、もっと美しかったよ……」とコメントした。
そんななかスペインでは、バルセロナとレアル・マドリーのレジェンドたちがファンをアツくする計画を打ち出し、大きな話題を呼んでいる。
事の発端は、ヴィッセル神戸でプレーするアンドレス・イニエスタのつぶやきにあった。
かつてバルサで異彩を放ったスペイン・サッカー界の至宝は、現地時間4月5日にラ・リーガの公式ツイッターが「彼のプレーを見るのは甘美なことだ」と記してアップしたシャビ(現アル・サッド監督)のバルサ時代のプレー集に、「毎日、5メートルの距離から見るのは、もっと美しかったよ……」とコメントした。
すると、この一言にバルサ時代の同僚である元スペイン代表DFのカルレス・プジョールが反応。「シャビと君を数メートル後ろから見ていた感覚は、誰にも想像できないさ」とメッセージを送った。
このやり取りに加わったのが、バルサの宿敵マドリーで長きに渡って正守護神を務めたイケル・カシージャスだ。スペイン・サッカー連盟の会長選に立候補するレジェンドは、「いや、本当に素晴らしいんだけど……」と書き出し、こう綴った。
「僕はそんな君たちと何度も対戦することになったんだ。もちろん、代表では味方でもあったけどね! ありとあらゆる出来事があった……。とにかくとんでもなかったよ! この悪夢が過ぎ去った後には、過去の伝説たちを集めてビンテージ・クラシコを開催しないとだね! 困窮している人たちへの募金活動としてだ」
ファンにはたまらないレジェンド版クラシコの開催提案だ。思わぬ発展ぶりだったが、イニエスタは、「招集リストをつくってよ。もちろん僕のことも入れてね! バルセロナの方は僕に任せて」とやる気を漲らせる。バルセロナでプレーしたセスク・ファブレガス(現モナコ)も、「OK! じゃあ審判は誰にしようか?」と参加し、実現に向けて話が盛り上がったのだ。
果たしてレジェンドたちによるクラシコは、実現するのか――。欧州、とりわけスペインでは多くの国民が新型コロナウイルスによって窮状に立たされているだけに、開催となれば、人々を勇気づける一戦となるのは間違いない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部