「ブラジルも楽観視はできない」
フランス1部パリ・サンジェルマンに所属しているブラジル代表チアゴ・シウバは、現在母国ブラジルに帰国している。フランスでは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻となり、感染者は1万2000人超、死者も450人にのぼっている(世界保健機関の20日付け発表)。その影響でリーグ・アンも中断しており、パリSG側もこの帰国を容認しているという。
T・シウバはブラジル入りした後、母国のテレビ局『SportTV』のインタビューに応じ、「(先週の)水曜日に帰国した。フライトは順調だったけれど、リオ(・デジャネイロ)で隔離状態にある。状況は簡単ではないけれど、これは耐えなければならないこと」とコメントした。
現在は自宅で妻とふたりの息子とともに過ごしており、チームからの指示でトレーニングメニューを消化しているそうだ。
T・シウバはブラジル入りした後、母国のテレビ局『SportTV』のインタビューに応じ、「(先週の)水曜日に帰国した。フライトは順調だったけれど、リオ(・デジャネイロ)で隔離状態にある。状況は簡単ではないけれど、これは耐えなければならないこと」とコメントした。
現在は自宅で妻とふたりの息子とともに過ごしており、チームからの指示でトレーニングメニューを消化しているそうだ。
そして、フランスで経験した新型コロナの脅威について、このように語った。
「フランスでの新型コロナ対策は失敗だったと思う。イタリアで感染拡大が判明した時に、しっかりした措置をすべきだった。
ブラジルでも、世界中で起きているパンデミックを認識しなければならない。フランスと同じような勢力で国が危機に見舞われないことを願っている。(各国のリーグ中断は)バケーションではないんだ。できるだけ早くビーチから人々が去り、浜辺が空になることを望んでいる。皆が自宅待機し、意識しなければ意味がない」
果たして、T・シウバの懸念は杞憂に終わることになるのだろうか。
ブラジルではすでにブラジルのプロリーグは中断しているが、感染者が600人を超え、前日から倍数で増え続けている。現地時間20日にボルソナロ大統領は非常事態を宣言し、マンデッタ保健相は4月以降にピークを迎えた場合、医療システムの崩壊も懸念されると発言するなど、決して楽観視できない状況となっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部