日本代表MFの久保建英は、入団１年目のマジョルカで奮闘中だ。
 
　ウインターブレイク明けはスタメン落ちが続く苦しい時期があったものの、先発復帰の２月21日のベティス戦で１ゴール・１アシストを記録すれば、３月７日のエイバル戦でも１ゴール。ここまで24試合に出場し、３ゴール・３アシストという成績は、ラ・リーガ１年目の18歳にしては上出来だろう。
 
　その“価値”は右肩上がりで、パフォーマンス、年齢、移籍金などから弾き出される『transfermarkt』の「推定市場価格」も、昨年７月の200万ユーロ（約２億5000万円）から今や1500万ユーロ（約18億7500万円）まで上昇。この金額は、中島翔哉の2000万ユーロに次いで、冨安健洋と並ぶ日本人選手２位だ。
 

　さらにこの1500万ユーロは、ラ・リーガのＵ－21世代でもトップ10入りする金額だ。
 
【ラ・リーガＵ－21選手の推定市場価格トップ10】
１位：ジョアン・フェリックス（A・マドリー／20歳）9000万ユーロ
２位：ヴィニシウス・ジュニオール（R・マドリー／19歳）5000万ユーロ
２位：ロドリゴ（R・マドリー／19歳）5000万ユーロ
２位：フェラン・トーレス（バレンシア／20歳）5000万ユーロ
５位：アンス・ファティ（バルセロナ／17歳）4000万ユーロ
６位：サムエル・チュクウェゼ（ビジャレアル／20歳）3000万ユーロ
７位：アレクサンダー・イサク（R・ソシエダ／20歳）2500万ユーロ
７位：レイニエール（R・マドリー／18歳）2500万ユーロ
９位：久保建英（マジョルカ／18歳）1500万ユーロ
９位：イ・ガンイン（バレンシア／19歳）1500万ユーロ
９位：ブラヒム・ディアス（R・マドリー／20歳）1500万ユーロ
 
　同じくトップ10入りしているヴィニシウス、ロドリゴ、レイニエール、ブラヒムは、久保の保有元であるR・マドリーの所属。外国人枠の関係もあり、来シーズン以降に彼らを蹴落としてマドリーでトップチーム入りするのは容易ではないが、久保がレンタル先のマジョルカで順調に能力を伸ばしているには間違いない。
 
　今後のパフォーマンスにも要注目だ。
 
構成：ワールドサッカーダイジェスト編集部