最大の強みはやはり質・量ともに豊富な陣容を揃えた中盤
昨今フットボールに新たな潮流が生まれているが、東京五輪にするスペイン代表もその影響を確実に受けている。
長年のトレードマークであるポゼッション重視のスタイルをベースとしながらも、ファビアン・ルイス(ナポリ)、ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ→RBライプツィヒ)、ミケル・オジャルサバル(レアル・ソシエダ)といった選手たちは強靭なフィジカル能力と豊富なスタミナを併せ持っており、彼らを中心に推進力を活かした縦に早い攻撃を自在に織り交ぜる。
最大の強みはやはり質・量ともに豊富な陣容を揃えた中盤だ。前述のファビアンを筆頭にダニ・セバジョス(アーセナル)、ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)、カルロス・ソレール(バレンシア)ら世代でもトップクラスのタレントを揃え、彼らの存在が硬軟自在の攻撃を可能にしている。
長年のトレードマークであるポゼッション重視のスタイルをベースとしながらも、ファビアン・ルイス(ナポリ)、ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ→RBライプツィヒ)、ミケル・オジャルサバル(レアル・ソシエダ)といった選手たちは強靭なフィジカル能力と豊富なスタミナを併せ持っており、彼らを中心に推進力を活かした縦に早い攻撃を自在に織り交ぜる。
最大の強みはやはり質・量ともに豊富な陣容を揃えた中盤だ。前述のファビアンを筆頭にダニ・セバジョス(アーセナル)、ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)、カルロス・ソレール(バレンシア)ら世代でもトップクラスのタレントを揃え、彼らの存在が硬軟自在の攻撃を可能にしている。
一方、近年のスペインA代表は頼れるストライカー不在に泣かされてきたが、五輪代表もその課題は同じ。エース候補のボルハ・マジョラル(レバンテ)は不動の存在となることができず、五輪予選も兼ね、スペインが優勝を果たしたU-21欧州選手権でルイス・デ・ラ・フエンテ監督は所属クラブではサイドが主戦場のオジャルサバルを“ファルソ・ヌエベ(偽のCF)”として起用した。
マジョラルは今シーズン、レバンテでも定位置を確保できておらず、他に目ぼしいタレントも不在なため、東京ではオジャルサバルを軸にダニ・オルモも含めてこのファルソ・ヌエベがメイン戦術となるかもしれない。
程度の差はあるが、CBにも不安が残る。FWとは異なり、ホルヘ・メレ(ケルン)、ヘスス・バジェホ(ウォルバーハンプトン)、ウナイ・ヌニェス(ビルバオ)と人材は揃っているものの、いずれも現在の所属クラブで継続して出場機会を得ることができていない。
アタッカーに比べて経験を重視する傾向の強いCBというポジション上の性格もあり、ウナイ・ヌニェスに至っては、五輪出場も視野に入れ出場機会を求めてプレミアへの移籍も取り沙汰されている。むしろU-21欧州選手権は不参加だったとはいえ、ビジャレアルで定位置を確保したパウ・トーレスがここにきて評価を急上昇させており、東京では序列が逆転している可能性が高いと見る。
マジョラルは今シーズン、レバンテでも定位置を確保できておらず、他に目ぼしいタレントも不在なため、東京ではオジャルサバルを軸にダニ・オルモも含めてこのファルソ・ヌエベがメイン戦術となるかもしれない。
程度の差はあるが、CBにも不安が残る。FWとは異なり、ホルヘ・メレ(ケルン)、ヘスス・バジェホ(ウォルバーハンプトン)、ウナイ・ヌニェス(ビルバオ)と人材は揃っているものの、いずれも現在の所属クラブで継続して出場機会を得ることができていない。
アタッカーに比べて経験を重視する傾向の強いCBというポジション上の性格もあり、ウナイ・ヌニェスに至っては、五輪出場も視野に入れ出場機会を求めてプレミアへの移籍も取り沙汰されている。むしろU-21欧州選手権は不参加だったとはいえ、ビジャレアルで定位置を確保したパウ・トーレスがここにきて評価を急上昇させており、東京では序列が逆転している可能性が高いと見る。