本職ではないポジションは厳しかったか。久保建英に翻弄されたDFが酷評されている。
現地時間9月8日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第1節で、マンチェスター・ユナイテッドは久保が所属するレアル・ソシエダと対戦。59分にリサンドロ・マルティネスのハンドで献上したPKをブライス・メンデスに決められ、ホームで0-1と痛恨の黒星を喫している。
この試合で、厳しい評価を受けたのがヴィクトル・リンデロフだ。CBで先発したスウェーデン代表DFは、後半頭から右SBのディオゴ・ダロに代わってマルティネスが投入されたのに伴い、本職ではない右SBに回る。
すると、後半から左サイドに張り出してきた久保とのマッチアップとなり、56分にあっさりに振り切られてあわや失点というピンチを招くなど、翻弄され続けたのだ。
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チームワースト2位の「5点」評価
地元紙『Manchester Evening News』は、チームワースト2位タイの5点をつけ、「CBでは安定してプレーを見せていたが、右SBにシフトしてトリッキーなクボを相手にした時に問題が露呈した」と寸評を添えた。
また、英メディア『SPORT BIBLE』は「マンチェスター・ユナイテッドのスター選手がレアル・ソシエダ戦で衝撃の敗北を喫した後、ファンから非難される」と題した記事を掲載。「試合後、多くのユナイテッドの選手がパフォーマンスを批判されたが、ファンがターゲットにしたのはディフェンダーのリンデロフだった」と綴った。
記事は「多くのファンがソーシャルメディアでスウェーデン代表のパフォーマンスに不満を示した」とし、次のような声があると紹介している。
「全然ダメ。右SBに回ってさらに悪化した(CBの)マグワイアもかわいそう」
「ベンチに右SBのワン・ビサカがいるのに、なぜダロを外してリンデロフを回したのか。ソシエダに対してスピード不足だ。彼らの良いシーンはすべて(ユナイテッドにとって)右サイドから来た」
ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督も、久保が左SBに回ってくるのは想定外だったか。結果的に、両指揮官の采配が試合の流れを左右する結果となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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