８月28日に行なわれたスコットランド・リーグ第５節で、日本人４選手が所属するセルティックはダンディー・ユナイテッドと敵地で対戦し、９－０の歴史的大勝を収めた。そのゴールラッシュの口火を切ったのが、旗手怜央と共に先発を飾った古橋亨梧だ。
 
　まずは15分に、ジョッタの丁寧なラストパスから右足で冷静に押し込み、４試合連続でチームの先制点を奪取。俄然勢いに乗ると、40分にはペナルティエリア外から右足を振り抜き、華麗なミドルシュートでネットを揺らした。

　止まらないエースは、45＋２分にもリエル・アバダの折り返しを難なく流し込み、前半だけでハットトリックを達成。リーグ得点ランキングで、４位から一気にトップに立つラッシュを決め込んだ。
 
　その後もセルティックは、アバダが古橋に続きハットトリックを達成するなどし、得点を重ねた。旗手と、62分から途中出場した前田大然もそれぞれ１アシストを記録している。
【動画】２点目のミドルは圧巻！古橋亨梧、衝撃のハットトリックをチェック

　圧巻の決定力で攻撃を牽引した古橋を現地メディアも大絶賛。『Scottish Daily Express』は採点記事でチームトップタイの10点満点を付け、次のように寸評を綴っている。

「素晴らしい走りの後に、コントロールされたパワフルなフィニッシュ。距離のある場所からユナイテッドの意表を突く見事な一撃。そして最後に、素晴らしいポジショニングでケーキの上にチェリーを乗せた。完璧なプレーだった」

　さらに地元メディア『The Scotsman』は、チームトップタイの９点を提示し、クラブ屈指のレジェンドを対比対象に挙げている。

「スコットランドサッカー界で最も完成された選手と言えるだろう。３得点のうち２得点は、オフサイドからオンサイドへの動きで、ゲームインテリジェンスの高さを示し、フィニッシュの質もそれに匹敵していた。全盛期のヘンリク・ラーションを彷彿とさせる」

　27歳の日本代表FWはここまで、開幕から５試合で６ゴールをマーク。今後もゴールを量産し続け、セルティック在籍７年で242ゴールを記録した伝説のラーション氏に近づけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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