８月28日に行なわれたスコットランド・リーグ第５節で、日本人４選手が所属するセルティックは、ダンディー・ユナイテッドと敵地で対戦した。

　古橋亨梧と旗手怜央が先発の一方、前田大然はベンチスタート、故障から復帰して間もない井手口陽介はメンバー外となった。

　開幕４連勝中のセルティックは、15分に試合を動かす。ジョッタの丁寧なラストパスをペナルティエリア内で受けた古橋が、右足で冷静に流し込んだ。27歳の日本代表FWは、圧巻の４戦連発となった。

　古橋は40分にも、エリア手前で右足を一閃。決めた本人も思わず頭を抱える華麗なミドルシュートでネットを揺らす。

　止まらないエースは、45＋２分にアバダの折り返しを流し込み、３点目をゲット。なんと前半だけで昨年８月以来のハットトリックを達成した。リーグ得点ランキングでは、４位から一気にトップに立った。

　立ち上がりに頭を蹴られ負傷した守護神ハートの治療に時間を要したため、前半で７分のアディショナルタイムが取られるなか、45＋６分にはジョッタがさらに追加点を叩き込む。
 

　４―０で後半に入ってもアウェーチームは、攻撃の手を全く緩めない。50分にオライリーのパスからアバダ、55分にFKの流れからユラノビッチ、59分に旗手のお膳立てから再びアバダと、立て続けにゴールを奪う。

　62分には余裕の４枚替えを行ない、前田、ターンブル、フォレスト、ムーイを送り込む。古橋と旗手はここでお役御免となった。

　すると、77分には抜群のタイミングで抜け出した前田から、絶妙なラストパスを受けたアバダが三度ネットを揺らし、古橋に続いてハットトリックを達成する。

　その後、81分にもスタルフェルトがCKからヘッドで叩き込んだ結果、セルティックは９－０で歴史的大勝。圧倒的な強さを見せつけ、開幕からの連勝を５に伸ばした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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