[ACLラウンド16]浦和５-０ジョホール・ダルル・タクジム／８月19日／埼玉スタジアム2002
 
【警告】浦和＝なし　ジョホール・ダルル・タクジム＝マルリアス（７分）、デイビス（17分）
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】モーベルグ（浦和）
 
【浦和｜採点】
スタメン）
GK
西川周作　6.5
DF
酒井宏樹　6.5
岩波拓也　6.5
アレクサンダー・ショルツ　6.5
大畑歩夢　６（HT OUT）
MF
ダヴィド・モーベルグ　７　MAN OF THE MATCH
伊藤敦樹　６（HT OUT）
岩尾 憲　6.5
大久保智明　6.5（HT OUT）
小泉佳穂　6.5（64分 OUT）
FW
松尾佑介　6.5（76分 OUT）
 
途中出場）
MF
江坂 任　　６（HT IN）
MF
明本考浩　　６（HT IN）
MF
安居海渡　　６（HT IN）
MF
関根貴大　６（64分 IN）
FW
キャスパー・ユンカー　6.5（76分IN）
 
監督）
リカルド・ロドリゲス　6.5
 

【浦和｜寸評】
　やや不安な試合の入りだったが、５分すぎ頃から落ち着いてボールを回せるようになると、８分にはCKの流れからGKとハイボールを競った松尾がPKを獲得。ショルツが落ち着いて決めた。この１点で、しかもホームの大声援を受けて流れをガッチリ掴んだ浦和は各選手が好パフォーマンスを見せてジョホールを押し込む。
 
　19分にはモーベルグが美しすぎるFKを叩き込み、頼れる10番は39分にも小泉のお膳立てからチーム３点目をゲット。浦和は前半でほぼ試合を決める素晴らしい出来で、ハーフタイムには３人を交代させる余裕ぶり。後半は最後の５枚目のカードとして出場したユンカーが短い時間で２ゴールを奪って５-０と快勝した。
 
　MOMは安定感に欠けるプレーはあったものの、ボールを持たせればやはり一級品で、クラブの歴史に残るであろうビューティフルFKを決めたモーベルグを選びたい。
 
　右SBでさすがの貫録を示した酒井の貢献度も高く、中盤でリズムを作り、ピタッと止まるトラップで先制点につながるクロスを送った岩尾、後半に一度危ないバックパスはあったがボールの受け手となり華麗に相手をかわした小泉、前半のみの出場もキレキレのドリブルを見せつけた大久保、前線で動き回った松尾らのプレーも光った。
 
　さらに無失点に抑えたCB陣も評価されるべきで（ショルツはゴールもマーク）、３点目につながる好フィードを見せた西川もいぶし銀の働きだった。
 
　交代出場選手では安居がアピールに走り、相手の集中力が切れていた点は考慮すべきだが、江坂は２アシストをマークして２ゴールのユンカーとともに仕事を果たし、中２日の次戦へとつなげた。
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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