現地時間８月15日、プレミアリーグの第２節が行なわれ、リバプールは本拠地アンフィールドでクリスタル・パレスと対戦した。

　前半に１点を先行されると、57分には相手DFヨアキム・アンデルセンのハードなプレーに激昂したダルウィン・ヌニェスが、まさかの頭突きを繰り出し、一発退場に。数的不利となったホームチームは、その後にルイス・ディアスのスーパーゴールで１点を返すが、反撃はそこまで。１－１でタイムアップを迎え、リーグ開幕戦から２戦連続ドローとなった。

　ヌニェスの愚行が大きく取り上げられているが、反撃に水を差したのは、それだけではなかった。

　後半アディショナルタイム、ピッチに突如サポーターが乱入。試合は一時中断され、集中力を奪われる形となったのだ。サポーターがスタッフに連行されると、アンフィールドにはブーイングが鳴り響いた。
【画像】ヌニェスが頭突きした決定的瞬間！クロップ監督の何とも言えない表情も

　これには現地ラジオ局『talkSPORT』で解説を務めた、スポーツコメンテーターのサム・マターフェイス氏も「ピッチにバカがいる」とバッサリ。「レフェリーは試合を止めなければならない。そのバカは今、ユルゲン・クロップに罵倒されている」と吐き捨てた。

「彼はドイツ人監督に怒鳴られ、叫ばれている。なぜなら、彼のせいでチームが敗戦濃厚のなか、最後の数秒間で攻撃を仕掛けるチャンスを失ってしまったからだ」

　厳しいスタートとなったが、クロップ監督は「10対11のサッカーをたくさん見てきたと思う。しかし我々ほどプレッシャーを与えることはあまりない。だから、試合前よりも勝点を１増やせた。それがどんな記事や見出し、論評に繋がるかは想像がつくが、それが人生というものだ。ここから先に進もう」と前を向く。

　次節は、リバプールを凌ぐ惨状で、30年ぶりの最下位に沈んでいるマンチェスター・ユナイテッドと敵地で相まみえる。昨季のカップ戦王者は、確実に勝点３を積み上げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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