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【総体】34大会ぶり出場で8強躍進の湘南工科大附。「神奈川で一番ボールを動かすチーム」が痛感した全国レベル

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年07月29日

準々決勝で全国上位校の迫力、鋭さを実感

湘南工科大附の主将を務めるDF三浦翔遼人(3年)は身体を張った守備と対人の強さで8強入りに貢献した。写真:森田将義

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[インターハイ準々決勝]湘南工科大附0-3米子北/7月28日(木)JAアグリあなん運動公園陸上競技場

 1981年度大会以来となる4強入りを懸けた準々決勝は、前半の3失点によって0-3で完敗。前回大会準優勝の米子北(鳥取)に力の差を見せつけられた。だが、湘南工科大附(神奈川)の室井雅志監督は、「逃げずにやってくれたのは、正直嬉しかった」と最後まで逃げずに自分たちのサッカーを貫徹した教え子たちを称えた。

 そして、「(サッカーは)判断のスポーツだと思うので、その判断をどうみんなで共有して、チームとして意思決定していくかということと、自分たちの意思でボールを動かしてということを突き詰めてやっていきたい」と意気込みを新たにしていた。

 室井監督は広島県出身。OBではないが、日本体育大卒業後の1999年から20年以上に渡って湘南工科大附を指導している。その湘南工科大附は前身の相模工業大附時代にインターハイ、選手権で全国3位。奥寺康彦氏や福田正博氏といった名手を輩出している伝統校だ。

 選手権は1980年度、インターハイは1987年度を最後に全国舞台から遠ざかる中、室井監督は結果に固執するのではなく、先を見据えてグラウンド全体を使い、チーム全員でボールを保持しながらゴールを意識するポゼッションサッカーを追求してきた。
 
 特に近年はインターハイの代表決定戦で惜敗が続いていたが、ブレずに「神奈川県で一番ボールを動かすチームになりたい」と自分たちのサッカーを貫いてきた。そして、ついに出場権を獲得した全国大会で2勝。磨いてきた力が全国舞台でも通用することを証明した。

 米子北戦は、古豪がさらに成長するきっかけになりそうだ。「分かっていても止められない、これが全てだと思うんですよね。色々な判断含めて本当に勉強になった」とは室井監督の言葉。現代は、試合撮影の技術やインターネットの普及によって、特に全国大会に出場するチームの情報が“晒されている”状況だ。

 米子北戦では、ショートカウンターや縦パス一本で決定機を作り出す力を警戒して試合に臨んでいたが、全国上位校の武器は“分かっていても止められない”ほどの迫力、鋭さがあった。
 
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