ユニホームをオークションに
ドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアーが巻き込まれたトラブルに進展があった。
ドイツの全国紙『Bild』やミュンヘンの日刊紙『tz』によれば、騒動はバイエルンの主将が、タクシーの中に財布を置き忘れたところから始まった。
車内清掃中にその財布を発見した運転手のハジルさんは、中身を確認し、ノイアーの名前と住所が記載されたIDカードから忘れ物だと気付き、そのスーパースターを降ろしたエリア(ミュンヘンの高級住宅街)へと向かった。
そこでは会うことはできなかったハジルさんは、ノイアーが保有している不動産がある地区(そこから54キロほど離れた場所)へと出発。そこで、通行人から「ノイアーの代理人が近くに住んでいる」という情報を得て、それを頼りに代理人と接触し、現金800ユーロ(約11万円)とクレジットカードなどが入った財布と自身の連絡先を手渡したという。
それから約2週間後、ハジルさんの元にノイアーから“お礼”として届いたのは、本人の直筆サイン入りユニホーム。だが、それに納得がいかず、バイエルンのクラブハウスに向かうも取り次いでもらえなかった。
『Bild』紙によると、ハジルさんはノイアーの財布を送り届けるために約400ユーロ(約5万6000円)を要しており、「このお礼はバカにしている! 俺には4人も子供がいるっていうのに。ユニホームじゃ何もできない」と怒りを露わにしたようだ。
ドイツの全国紙『Bild』やミュンヘンの日刊紙『tz』によれば、騒動はバイエルンの主将が、タクシーの中に財布を置き忘れたところから始まった。
車内清掃中にその財布を発見した運転手のハジルさんは、中身を確認し、ノイアーの名前と住所が記載されたIDカードから忘れ物だと気付き、そのスーパースターを降ろしたエリア(ミュンヘンの高級住宅街)へと向かった。
そこでは会うことはできなかったハジルさんは、ノイアーが保有している不動産がある地区(そこから54キロほど離れた場所)へと出発。そこで、通行人から「ノイアーの代理人が近くに住んでいる」という情報を得て、それを頼りに代理人と接触し、現金800ユーロ(約11万円)とクレジットカードなどが入った財布と自身の連絡先を手渡したという。
それから約2週間後、ハジルさんの元にノイアーから“お礼”として届いたのは、本人の直筆サイン入りユニホーム。だが、それに納得がいかず、バイエルンのクラブハウスに向かうも取り次いでもらえなかった。
『Bild』紙によると、ハジルさんはノイアーの財布を送り届けるために約400ユーロ(約5万6000円)を要しており、「このお礼はバカにしている! 俺には4人も子供がいるっていうのに。ユニホームじゃ何もできない」と怒りを露わにしたようだ。
『Bild』の情報として『tz』が7月24日に伝えた続報によれば、そこで“救いの手”を差し伸べた人物がいた。ドイツ代表とバイエルンのレジェンドであるローター・マテウスだ。ノイアーが贈ったそのユニホームを1000ユーロ(約14万円)で買い取ったのだ。マテウスはこのユニホームをオークションにかける予定だと記事は伝えている。
買い取った理由について、このドイツ・サッカー界の重鎮は次のように述べている。
「私は自分の経験から財布を失うということがどのようなものかを知っている。問題はその後の労力だ。クレジットカードをブロックし、新しいカードを入手し、IDを申請する。マヌエルのトラブルを救うためにやった、ハジルさんの献身はもっと価値があると思う」
100%善意からなのか、打算があったのか。マテウスの真意は不明だが、いずれにしてもハジルさんにとっては嬉しい申し出だっただろう。さて、オークションの結果はいかに……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
買い取った理由について、このドイツ・サッカー界の重鎮は次のように述べている。
「私は自分の経験から財布を失うということがどのようなものかを知っている。問題はその後の労力だ。クレジットカードをブロックし、新しいカードを入手し、IDを申請する。マヌエルのトラブルを救うためにやった、ハジルさんの献身はもっと価値があると思う」
100%善意からなのか、打算があったのか。マテウスの真意は不明だが、いずれにしてもハジルさんにとっては嬉しい申し出だっただろう。さて、オークションの結果はいかに……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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