ブラジルはほぼ4年間、欧州トップクラスの代表チームと戦っていない
ブラジルと日本の強化試合が決定した。
セレソンのチームコーディネーター、ジュニーニョ・パウリスタによれば、この一戦の話はカタールでの組み合わせ抽選会直後から持ち上がっていたという。
日本はブラジルにとっては験のいい場所だ。この国で行なわれたトヨタカップでは多くのクラブチームが世界王者に輝いているし、なにより20年前の2002年、ブラジルは日本でワールドカップを勝ち取った。W杯の道のりをまた日本からスタートするのも悪くはないだろう。
しかし、ブラジルは、この日本遠征を手放しで喜んではいられない。
セレソンのチームコーディネーター、ジュニーニョ・パウリスタによれば、この一戦の話はカタールでの組み合わせ抽選会直後から持ち上がっていたという。
日本はブラジルにとっては験のいい場所だ。この国で行なわれたトヨタカップでは多くのクラブチームが世界王者に輝いているし、なにより20年前の2002年、ブラジルは日本でワールドカップを勝ち取った。W杯の道のりをまた日本からスタートするのも悪くはないだろう。
しかし、ブラジルは、この日本遠征を手放しで喜んではいられない。
ブラジルは今回の南米予選を順調に突破した。世界でもトップ3の早さでカタール行きを決め、1試合を残しながら(未消化のアルゼンチン戦)、南米予選史上最高の勝点(45)を記録した。
だが、忘れてはいけないのは南米には10か国しかないことだ。うち3チームがW杯の優勝経験国(ブラジルの他にアルゼンチンとウルグアイ)で、弱い国はないが、常に同じメンツとばかり戦っている。井の中の蛙である。UEFA加盟国が55もあるヨーロッパとのまるで状況が違う。
コロナ禍もあって、ブラジルが南米以外のチームと試合をしたのは2019年11月の韓国戦が最後。ヨーロッパのチームとなると、2019年3月のチェコ戦、それ以前はロシアW杯まで遡る。
つまり、ブラジルは2018年のW杯以降、ほぼ4年間、ヨーロッパのトップクラスの代表チームと戦っていないのだ。世界に出た時、自分たちの実力はどれくらいであるのか。ブラジルは早急に知る必要がある。そのためにも、本大会前にヨーロッパの強豪と腕試しをする必要がある。ただ6月はヨーロッパでネーションズリーグが行なわれるので、日程を調整するのがなかなか難しい。
それならば、グループステージで対峙するカメルーンに似たアフリカ勢と対戦するのが本筋だ。代表チームが集まり、試合ができる回数は限られている。当然ながら、W杯を見据えて動くべきだ。それなのに、なぜ日本と韓国(正式発表はまだ)とのゲームを組んだのか。
【PHOTOギャラリー】日本代表戦を彩る美女サポーターたちを一挙紹介!
だが、忘れてはいけないのは南米には10か国しかないことだ。うち3チームがW杯の優勝経験国(ブラジルの他にアルゼンチンとウルグアイ)で、弱い国はないが、常に同じメンツとばかり戦っている。井の中の蛙である。UEFA加盟国が55もあるヨーロッパとのまるで状況が違う。
コロナ禍もあって、ブラジルが南米以外のチームと試合をしたのは2019年11月の韓国戦が最後。ヨーロッパのチームとなると、2019年3月のチェコ戦、それ以前はロシアW杯まで遡る。
つまり、ブラジルは2018年のW杯以降、ほぼ4年間、ヨーロッパのトップクラスの代表チームと戦っていないのだ。世界に出た時、自分たちの実力はどれくらいであるのか。ブラジルは早急に知る必要がある。そのためにも、本大会前にヨーロッパの強豪と腕試しをする必要がある。ただ6月はヨーロッパでネーションズリーグが行なわれるので、日程を調整するのがなかなか難しい。
それならば、グループステージで対峙するカメルーンに似たアフリカ勢と対戦するのが本筋だ。代表チームが集まり、試合ができる回数は限られている。当然ながら、W杯を見据えて動くべきだ。それなのに、なぜ日本と韓国(正式発表はまだ)とのゲームを組んだのか。
【PHOTOギャラリー】日本代表戦を彩る美女サポーターたちを一挙紹介!