太ももの負傷で昨年末から離脱を余儀なくされ、４月９日のセント・ジョンストン戦で復帰を遂げた古橋は、17日のスコティッシュ・カップ準決勝レンジャーズ戦を経て、24日のロス・カウンティ戦でスタメン復帰。前半早々に約４カ月ぶりとなるゴールで先制点を奪い、先発復帰に花を添えた。

　セルティックは５月１日のリーグ戦次節でレンジャーズと対戦する。６ポイント差の宿敵との直接対決は、タイトルの懸かる大一番だ。

　レンジャーズOBのアラン・ハットンは、『Football Insider』で「動きが素晴らしい。（17日の）ハンプデンでの試合では、彼が出てきて心配だった。何かをつくり出せると思ったからね」と話している。

「そのときはあまりうまくはいかなかったが、ロス・カウンティ戦ではボックスにボールを入れれば彼がクレバーな走りをした」

　ハットンは「彼はとにかく笑ってプレーしていた。幸せそうで、全力を出そうと望んでいる。あれほど長く離脱し、戻ってすぐにこうやって調子を取り戻すのだから、彼という選手を示している」と続けた。

「今の彼は良い時期にある。完全にフィットし、準備を整え、（次節は）素晴らしいオールドファームにしようと、自分の役割を果たそうとしている」

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　シーズン前半戦にその名をとどろかせ、長期離脱からの復帰直後に早くもネットを揺らした古橋だけに、注目度は高まるばかりだろう。

『THE SCOTSMAN』によると、元スコットランド代表のパット・ネビンは、『Lord Ping』で「彼がセルティックから移籍しないことを願う」と話している。

「彼を見ることができたのはうれしいが、最近の負傷までプレミアリーグの多くのクラブが彼を見て、彼は特別だと感心していたに違いないからね」

　まずは国内２冠の達成と、そのためのゴール奪取を目指す古橋だが、その後は去就を巡り周囲が騒がしくなるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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