ポルトガル代表MFジョアン・モウチーニョが、カタール・ワールドカップ（W杯）を懸けた最終決戦を前に、対戦相手の北マケドニアについて語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　現地時間３月24日、欧州予選プレーオフ準決勝（パスC）が行なわれ、ポルトガルはトルコと対戦し、３―１で勝利。本大会出場に王手をかけた。

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　パスCの準決勝、もう１つの対戦カードは、下馬評を覆して、FIFAランキング67位の北マケドニアがEUROを制したイタリアを１―０で撃破。大金星を上げ、29日にポルトガルで実施される決勝へ駒を進めた。

　この勝利は、ポルトガルの選手たちも予想外だったようだ。モウチーニョは会見で「正直に言うと僕たちはみんな、（決勝の相手は）イタリアになると思っていた」と明かしている。

「昨今のサッカーは前とは違う。名前も数字もスタッツも関係なく、このレベルではどのチームも勝つことができる。北マケドニアには並外れたコアがあり、火曜日には我々の人生を惨めにするためにベストを尽くすだろう」
 

　一方、ベルナルド・シウバは、北マケドニアの直近の成績に着目。「北マケドニアは（プレーオフを含め）アウェーで戦ったワールドカップ予選の最後の５試合のうち４試合に勝利し、そのうち２試合はドイツやイタリアという強豪を相手にしたものだ。これは多くを物語っている」と、勢いに乗る相手に警戒心を強める。

「彼らは攻撃的なチームであり、我々にプレッシャーをかけてくるし、自信満々でやってくるだろう。僕らには常にプレッシャーがかかっている。カタール大会に出場しなければならないし、ファンを失望させるわけにはいかないんだ」

　試合前にやることはいつもと変わらない。「よく食べ、よく眠り、集中すること」だ。

「僕らのチームは経験豊富な選手ばかりで、ヨーロッパのビッグクラブでビッグマッチを戦うことに慣れている。そのような試合がどう行なわれるかはみんな知っているよ。カタールに行くという目標に向け集中し、ハードワークしなければならないね」

　決戦が２日前に迫った27日、ポルトガル代表に頼もしい男が帰ってきた。コロナ感染でチームを離脱していた39歳の鉄人、ペペだ。盟友の帰還にクリスチアーノ・ロナウドは思わず、「キングが帰ってきた！」と叫んだ。６大会連続８度目のW杯出場へ、準備は着々と進んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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