「そういう話はずっとしている。洗脳するぐらいにね(笑)」
「J3で勝つのは簡単ではない」
今季の新体制発表会見の場で、SC相模原の高木琢也監督はそう言っていた。自身にとっては「初めてのステージで、チャレンジすることになる」。フタを開けてみないと分からない部分はあるかもしれない。3月12日の開幕戦を数日後に控えた時点でも、「ぶっちゃけて言うと、正直、分からない」と包み隠さずに話す。
ともすれば、しばらくは手探りの状態が続くかもしれない。ただし、J3に挑む心構え、スタンスは固まっている。
「J3仕様のサッカーをしたいとは思っていない」
J1にはJ1、J2にはJ2、J3にはJ3と、各カテゴリーに応じた戦い方があるとして、指揮官は「そこに合わせるようなサッカーをしたいとは思わない」と力をこめる。
決してJ3を軽んじているわけでないのは、冒頭のコメントが証明している。もっとも、今季の目標は「優勝すること、そして昇格すること」。そこにフォーカスするのは当然として、さらに先を見据えている。
「J2に上がった時に通用するチーム、J1に上がった時に、ゼロからじゃなくて、前進した状態でスタートできるように。そこしか目指していない」
クラブが掲げるゲームモデルかつアイデンティティは『エナジー・フットボール』。高木監督は「基本的には、常に自分たちがアクションしたい」と意気込む。「ボールをつなぐというより、点を取るための攻撃でなくてはならない。去年よりは、ひょっとしたら、スピード感とかは速くなると思う」。
ゲーム形式のトレーニングでは「パススピード、テンポは速く!」と声を張り上げる。敵陣でのプレスの強度にも細かく指示を出す。今季のチーム編成を踏まえ、「特性を見ると、スピード感あるものができる選手たちもいる」と期待を寄せている。
今季の新体制発表会見の場で、SC相模原の高木琢也監督はそう言っていた。自身にとっては「初めてのステージで、チャレンジすることになる」。フタを開けてみないと分からない部分はあるかもしれない。3月12日の開幕戦を数日後に控えた時点でも、「ぶっちゃけて言うと、正直、分からない」と包み隠さずに話す。
ともすれば、しばらくは手探りの状態が続くかもしれない。ただし、J3に挑む心構え、スタンスは固まっている。
「J3仕様のサッカーをしたいとは思っていない」
J1にはJ1、J2にはJ2、J3にはJ3と、各カテゴリーに応じた戦い方があるとして、指揮官は「そこに合わせるようなサッカーをしたいとは思わない」と力をこめる。
決してJ3を軽んじているわけでないのは、冒頭のコメントが証明している。もっとも、今季の目標は「優勝すること、そして昇格すること」。そこにフォーカスするのは当然として、さらに先を見据えている。
「J2に上がった時に通用するチーム、J1に上がった時に、ゼロからじゃなくて、前進した状態でスタートできるように。そこしか目指していない」
クラブが掲げるゲームモデルかつアイデンティティは『エナジー・フットボール』。高木監督は「基本的には、常に自分たちがアクションしたい」と意気込む。「ボールをつなぐというより、点を取るための攻撃でなくてはならない。去年よりは、ひょっとしたら、スピード感とかは速くなると思う」。
ゲーム形式のトレーニングでは「パススピード、テンポは速く!」と声を張り上げる。敵陣でのプレスの強度にも細かく指示を出す。今季のチーム編成を踏まえ、「特性を見ると、スピード感あるものができる選手たちもいる」と期待を寄せている。
J3制覇でJ2復帰。クラブ史上初めてJ2を戦った昨季は、結果的に降格となったが、最終節まで残留の可能性を残す粘り強い戦いを見せた。その経験値は大きな武器であり、そして今季は優勝候補の一角として見られてもいる。
高木監督自身は「プレッシャーはそんなにない」と泰然としている。「周りから言われなくても強く自覚して臨んでいるし、選手への要求も高いと思う」と表情を引き締める。
「このカテゴリーでは、おそらく我々はターゲットにされるチーム。タフなゲームを勝たないといけないし、メンタル的にも強くないといけない。点が取れなくても、攻め続ける。そういうタフさも必要。ことあるごとに、そういう話はずっとしている。洗脳するぐらいにね(笑)。良い意味で、プライドを持って戦ってほしい」
ホームでアスルクラロ沼津を迎え撃つオープニングマッチ。高木サガミハラがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【PHOTO】高木体制2年目の相模原、目標はJ3制覇でJ2復帰!
高木監督自身は「プレッシャーはそんなにない」と泰然としている。「周りから言われなくても強く自覚して臨んでいるし、選手への要求も高いと思う」と表情を引き締める。
「このカテゴリーでは、おそらく我々はターゲットにされるチーム。タフなゲームを勝たないといけないし、メンタル的にも強くないといけない。点が取れなくても、攻め続ける。そういうタフさも必要。ことあるごとに、そういう話はずっとしている。洗脳するぐらいにね(笑)。良い意味で、プライドを持って戦ってほしい」
ホームでアスルクラロ沼津を迎え撃つオープニングマッチ。高木サガミハラがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【PHOTO】高木体制2年目の相模原、目標はJ3制覇でJ2復帰!