アストン・ビラへ新加入したフィリッペ・コウチーニョが、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応。プレミアリーグや再会したレジェンドについて語った。

　コウチーニョは今冬、バルセロナから出場機会を求めてビラへ期限付き移籍。リバプール時代の2017-18シーズン以来のプレミア復帰を果たすと、初陣のマンチェスター・ユナイテッド戦（△２―２）でいきなり値千金の同点弾をマーク。勢いは衰えることなく、直近のリーズ戦（△３―３）でも１ゴール・２アシストと圧倒的な活躍を見せた。
【動画】完全復活への第一歩！コウチーニョが全３得点に絡む圧巻の活躍

　早くもチームに欠かせぬ存在となっているブラジル代表MFは、「ここが本当に好きなんだ。プレミアリーグとここの人たちが恋しかった。戻ってこられて嬉しいよ」と語ったように、イングランドで充実した日々を過ごしているようだ。

「ここでの試合はとても激しい。僕はそういう試合が好きなんだ。再び適応しなければならないが、練習ではベストを尽くしているし、インテンシティの面でも良くなってきている。スペインはまた違ったタイプの試合だった。通常バルセロナではボールを持つ時間がもっと長くて、もっとコントロールしていたからね。過去にとらわれることなく、素晴らしいクラブに来たのだから、ベストを尽くして、ここでサッカーを楽しみたいね」
 

　キャリアの立て直しを期す29歳には、新天地を決めるにあたって、決め手となった存在がいた。それがリバプール時代に共にプレーし、現在はビラの監督を務めるスティーブン・ジェラードだ。かつてのチームメイトとは、加入前から密接にコミュニケーションを取っていたと明かしている。

「来る前にたくさん話をしたんだ。彼はクラブや野望、ファンについて話してくれて、それは間違いなく僕が望んでいたものだった。すぐに決断したよ。僕らには素晴らしいチームがあり、素晴らしい選手がいて、今よりもっと良いポジションに行けると思っている。彼の野望は、１日１日、１試合１試合、上に行くことだ」

「ジェラードはまだピッチで仕事をできるか？」との問いには、満面の笑みを浮かべ「うん、間違いない！練習で選手が１人欠けたときに彼が入ったんだけど全く遜色なかった。まだプレーできるよ。彼はいつも僕のアイドルだったし、また一緒に仕事ができて嬉しいよ」と答えたコウチーニョ。“第２の故郷”で偉大なレジェンドのもと、完全復活となるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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