今冬にユベントスからトッテナムに期限付き移籍したスウェーデン代表MFデヤン・クルセフスキが、『Sky Sports』のインタビューに応じ、古巣やプレミアリーグについて語った。

　21歳のレフティはパルマでの活躍が認められ、昨シーズンにユベントスへ加入。デビュー戦となったセリエA開幕戦でいきなり初ゴールを奪うなど、１年目は公式戦47試合・７得点をマークした。しかし、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督が就任した２年目の今シーズンは、自身の思い描くプレーが出来ていなかったようだ。

「アッレーグリと何が上手くいかなかったか？分からないよ、サッカーでは起こり得ることだからね。スペースが少なくなって、やりたいことができなくなったんだ。だけど（ユベントスでは）いい思い出がたくさんあるよ。特に昨シーズンの終盤、コッパ・イタリアで優勝したこととかね」

　今冬の移籍市場最終日に移籍したクルセフスキは、今月５日のFAカップ４回戦のブライトン戦（〇３―１）で新天地デビューを果たすと、９日のサウサンプトン戦（●２―３）でプレミアリーグにも初出場した。自身初のイングランドでのプレーについては、率直な想いをこう明かしている。
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「子供の頃からテレビで見ていてプレーしたいとずっと思っていたから、ここに来ることができて本当によかった。トッテナムのようなクラブで、素晴らしいチームメイトと聡明なスタッフに囲まれて、とても幸せだ。上手くやれることを楽しみにしているし、ベストを尽くすよ。ただ初日にトレーニングを見たときは、驚いたよ。彼らはスプリントとフィジカルを多用し、より速く、より激しい、違うスポーツをしている。ここでは事実上、ファウルは存在しない」

　アントニオ・コンテ監督が率いるトッテナムは現在、４位のウェストハムとは４ポイント差の７位につける。クルセフスキが掲げる目標はもちろん、チャンピオンズ・リーグ出場圏内の「トップ４でのフィニッシュ」だ。

「非常に難しいことだが、とても強いチームなので達成できると信じている。個人的な目標としては、ピッチ内外で、家族と一緒に幸せでありたいと思っている。調子がよければ、たくさんゴールを決められるし、たくさんのアシストもできる。僕の強みは諦めないことなんだ。何が起こるか分からないが、僕は自分が何をしたいのか分かっている」

　イタリアからやってきたニューフェイスは、スパーズの切り札となるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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