堂安律の存在が、では見直されているようだ。現地紙『AD Sportwereld』のポッドキャストに出演したPSV番のマールティン・ワイフェルス記者の発言が、話題を呼んでいる。

　ワイフェルス記者は「このところPSVはプレーの内容が非常に改善されている。巷では、エリク・グティエレスがその要因として挙げられているが、私はそう思わない。リツ・ドウアンこそがその要因だ」と熱弁した。

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「堂安はライン間を動き回っている。それは、チームには長い間なかったものだ。彼はそれを加えた。これからも、絶対にそこにいなければならないと私は思う。外すことは愚かだ。それに、中盤の役割を担うこともできる。彼をあのポジション（右ウイング）で起用するためにはどうすればいいか？ コディ・ガクポを左に戻そう。

　堂安がいれば、ノニ・マドゥエケがケガから戻ってきても、プレーすることはないだろう。ロジャー・シュミット監督が堂安とマリオ・ゲッツェを手放したら、この調子はキープできるのか。きっと問題になる」

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　PSVは今週末にユトレヒトと対戦する。首位のアヤックスを５ポイント差で追う立場としては、ウインターブレイク前に残された４試合でどこまで差を詰められるかが重要となっている。

　ワイフェルス記者は重ねて「チームは今のプレー内容を維持するべきで、そのためには堂安は絶対に必要だ」と語り、日本代表MFの起用を猛プッシュした。

　堂安は昨シーズンはブンデスリーガでプレーし、今夏には再びドイツに移籍するのではないかと囁かれていた。しかし、残留したPSVでも定位置を掴みつつあり、故障時を除けば、ほとんどの試合で出場機会を与えられている。

　信頼を勝ち取りつつある23歳は、チームをさらなる好調に導くことができるか。現地記者もそのプレーに熱い視線を注いでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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