現地11月29日、『France Football』誌が選出する2021年のバロンドールの授賞式がパリで開催され、パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが２年ぶり最多７度目の受賞を果たした。

　その数時間前、歴代２位の過去５回の受賞を誇り、今回の投票では６位だったクリスチアーノ・ロナウドが、自身のインスタグラムを更新。『France Football』誌の責任者であるパスカル・フェレ氏を「嘘つきだ」と痛烈に批判した。

　36歳のポルトガル代表FWは、フェレ氏が先週、『NewYork Times』紙のインタビューで、「ロナウドが『私の唯一の野心は、リオネル・メッシよりも多くのバロンドールを獲ってキャリアを終えることだ』と言った」と語ったことについて、こう糾弾した。

「パスカル・フェレは嘘をついた。彼は私の名前を使って自分自身を宣伝し、彼が働いている出版物を宣伝した。このような名誉ある賞を授与する責任者が、フランス・フットボール誌とバロンドールを常に尊重してきた人物を軽視し、このように嘘をつくことは受け入れられない」

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　そして、「彼は今日再び嘘をつき、存在する理由のない検疫の疑いで授賞式での私の不在を正当化しようとした」と続けている。フェレ氏の嘘の抗議として授賞式を欠席したのに、コロナ検疫のせいということにされたということか。

「私は、自分のキャリアを導いてきたスポーツマンシップとフェアプレーの中で、勝った人たちをいつも祝福したいと思っている。誰に対しても、そうしている。私はいつだって自分自身とクラブのために勝つ。自分自身と愛する人のために勝つ。誰かひとりに勝とうとはしていない」

　そう綴ったCR7は、“キャリアの最大の野心”は、バロンドールの数ではないと強調した。

「私のキャリアの最大の野心は、クラブと代表チームのために国内や国際的なタイトルを獲得することだ。私のキャリアの最大の野心は、プロサッカー選手、またはプロサッカー選手になりたいすべての人にとって良い模範となることだ。私のキャリアの最大の野心は、世界のサッカー史の中で、自分の名前を金色の文字で書いたままにすることだ」

　この怒りの投稿に対し、『France Football』誌はどんな反応をするのか。注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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