広島DF山﨑大地が小学生の頃から憧れるクラブでプロになるまでの道のり。ユース時代の怪我が無駄じゃなかったと語る理由と大学進学の背景【インタビュー前編】
カテゴリ:Jリーグ
2026年05月04日
「もっと大きくなって、サンフレに帰ってきたい」
中学3年次の15年には年代別代表に初招集され、翌年には広島ユースにステップアップ。そこでポジションをCBに変えたが、順調な成長曲線を描いていた。ところが、高校1年の時に大きな落とし穴が待っていた。左膝の前十字靭帯を痛め、長期離脱。リハビリは約1年に及んだ。
「何よりもサッカーができないことがきつかったです」
当時をそう振り返る山﨑だが、一方で有意義な時間にもなったという。
「今振り返れば、その1年がなかったらユースの3年間が充実した日々にならなかったと思います。怪我をして、自分自身と向き合えた。技術面の成長はできなかったけれど、メンタル面などいろんな部分で成長できた。その1年は決して無駄じゃなかったです」
地道なリハビリを経て復帰した山﨑は、トレーニングに打ち込み、自分の武器である空中戦や対人守備の強さ、ビルドアップ能力に磨きをかけた。17年にはU-17ワールドカップを経験し、18年には広島のトップチームに2種登録された。ユースの沢田謙太郎監督(現・広島育成部長兼ユース監督)をはじめとしたスタッフ陣と、実際に昇格するかどうかの相談もしたという。憧れのクラブでプロになるチャンスだったが、選択したのは順天堂大への進学だった。
「僕のトップチーム昇格と荒木隼人選手の加入のタイミングが同じで、ポジションが被るのもあったけれど、それ以上にトップチームの練習に参加させてもらって、あまりやれている実感がなかった。自分の活躍する姿が想像できないまま昇格して、試合に出られない日々が続くのも嫌だった。それだったら大学で経験を積んで、もっと大きくなって、サンフレに戻ってきたい。そう思って大学を選びました」
「何よりもサッカーができないことがきつかったです」
当時をそう振り返る山﨑だが、一方で有意義な時間にもなったという。
「今振り返れば、その1年がなかったらユースの3年間が充実した日々にならなかったと思います。怪我をして、自分自身と向き合えた。技術面の成長はできなかったけれど、メンタル面などいろんな部分で成長できた。その1年は決して無駄じゃなかったです」
地道なリハビリを経て復帰した山﨑は、トレーニングに打ち込み、自分の武器である空中戦や対人守備の強さ、ビルドアップ能力に磨きをかけた。17年にはU-17ワールドカップを経験し、18年には広島のトップチームに2種登録された。ユースの沢田謙太郎監督(現・広島育成部長兼ユース監督)をはじめとしたスタッフ陣と、実際に昇格するかどうかの相談もしたという。憧れのクラブでプロになるチャンスだったが、選択したのは順天堂大への進学だった。
「僕のトップチーム昇格と荒木隼人選手の加入のタイミングが同じで、ポジションが被るのもあったけれど、それ以上にトップチームの練習に参加させてもらって、あまりやれている実感がなかった。自分の活躍する姿が想像できないまま昇格して、試合に出られない日々が続くのも嫌だった。それだったら大学で経験を積んで、もっと大きくなって、サンフレに戻ってきたい。そう思って大学を選びました」
さらなる成長を求めて進んだ順天堂大では、1年から主力として活躍。3学年上のチームメイトには旗手怜央(現セルティック)らがおり、関東大学サッカーリーグ1部の対戦相手には筑波大の三笘薫(現ブライトン)や法政大の上田綺世(現フェイエノールト)らがいた。そうした錚々たる選手たちに対して「全然やれる」と感じられたことが、自信に繋がった。
そして3年次の22年1月、山﨑は23年からの広島加入内定を掴み取った。
「サンフレでプロになることしか考えていなかったですし、それを実現させるために大学へ行ったので、嬉しかったです。正直、大学でサッカーをしている時はサンフレに戻れるのか不安な気持ちもありました。でも、試合に出てやっとスタートだから、これは過程に過ぎない。ここからもっとやっていかないといけないと思って、気を引き締めました」
揺るぎない自信を持って、J1の舞台に挑んだ。しかし、すぐにプロの世界の厳しさを痛感することになる。
後編に続く。
■プロフィール
やまさき・たいち/2001年1月8日、広島県生まれ。大野FC―廿日市FCジュニア―広島ジュニアユース―広島ユース―順天堂大―広島。空中戦とフィジカルに強く、ビルドアップ能力に優れるCB。ガウル監督が就任した今季はボランチでも起用されている。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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そして3年次の22年1月、山﨑は23年からの広島加入内定を掴み取った。
「サンフレでプロになることしか考えていなかったですし、それを実現させるために大学へ行ったので、嬉しかったです。正直、大学でサッカーをしている時はサンフレに戻れるのか不安な気持ちもありました。でも、試合に出てやっとスタートだから、これは過程に過ぎない。ここからもっとやっていかないといけないと思って、気を引き締めました」
揺るぎない自信を持って、J1の舞台に挑んだ。しかし、すぐにプロの世界の厳しさを痛感することになる。
後編に続く。
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やまさき・たいち/2001年1月8日、広島県生まれ。大野FC―廿日市FCジュニア―広島ジュニアユース―広島ユース―順天堂大―広島。空中戦とフィジカルに強く、ビルドアップ能力に優れるCB。ガウル監督が就任した今季はボランチでも起用されている。
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