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「負傷の深刻さを物語っている」精彩を欠いた久保建英の状態にソシエダ番記者が懸念 指揮官も苦言「鋭さを欠いていた」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2026年05月01日

ベンチに退いたタケは抗議によってイエローカードを提示された

 6分、タケに先制の好機が訪れる。ショートコーナーのクリアボールを右足で捉えたが、シュートはメンディの身体に直撃。ソシエダの選手たちはハンドを主張してPKを求めたものの、認められることはなかった。その後、チームが圧倒的な支配を背景に先制し、一転して耐える展開となるなか、前半の彼は守備に追われる。それでも対面したチャバリアの攻撃参加を警戒し、カウンターのチャンスを狙いながら集中を切らさなかった。

 後半、何度か深い位置まで侵入し、決定的な場面を作ったが、精度を欠いた。55分には、対峙するマーカーを切り返しで翻弄し左足でクロスを供給。しかし、これもメンディのヘディングでクリアされる。さらに直後のプレーで、バレネチェアのクロスをトラップしようとした瞬間にエリア内で倒され、PKをアピール。だが、オフサイドポジションにいたとして、笛が吹かれることはなかった。
 
 これが、彼にとって最後のプレーとなった。56分、マタラッツォはピッチ中央を固めるべくパブロ・マリンとスチッチを投入。タケとバレネチェアの両翼を切り落とす決断を下した。しかし、その狙いが成功することはなく、終盤に2点を奪われ、ソシエダは勝利を逃した。ベンチに退いたタケは、抗議によってイエローカードを提示された。彼自身、納得がいっていなかったのだろう。

 怪我から復帰したばかりの時期は、良い時もあれば悪い時もある。奇妙な感覚に陥る日もあれば、突然インスピレーションと魔法が戻ってくる瞬間もある。バジェカスでの苦い経験を糧に、少しずつ、タケはポジティブな感覚を取り戻していくはずだ。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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