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マリノスの中盤で頼りになる存在に。22歳・山根陸のテーマは良質な“ボックス・トゥ・ボックス”。「自分の道をしっかり歩みたい」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2026年04月26日

歩みを止めるわけにはいかない

23年のU-20W杯に出場(5番が山根)。海外で活躍する同世代の仲間にも刺激を受けている。(C)Getty Images

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 成長途上の山根は、今季ここまでの12試合にすべ先発。当初は怪我で離脱していた喜田拓也の代役という見方をされていたが、キャプテンが復帰してからも定位置を守り続けている。大島監督はアグレッシブな攻撃参加や攻守両面での貢献度の高さを買っているからこそ、山根をボランチの主軸に位置づけているのだろう。

「チームを勝たせることは、もちろん外せない。そのうえで、自分はプレーエリアを広げることを意識しています。『ボックス・トゥ・ボックス』は僕のテーマ。あとは質ですね」と言うように、残された6試合でゴール、アシストという目に見える数字を貪欲に狙っていくつもりだという。

 そうすることで、より高い領域が見えてくるはず。一足先に海外へ赴いている同世代の仲間たちとの距離も近づくだろう。

 2023年のU-20W杯参戦から丸3年が経過し、当時のチームメイトだった同い年の佐野航大(NEC)は、北中米W杯の出場に手をかけつつある。同じ中盤の松木玖生(サウサンプトン)や北野颯太(ザルツブルク)も着実に実績を残しつつあるだけに、山根も歩みを止めるわけにはいかない。そういう危機感も強いだろう。
 
「(当時のメンバーは)海外へ行って大きな舞台で活躍している選手ばかりなので、自分にとっては刺激でしかないですね。いろんなニュースが入ってくるたびに『自分ももっともっと上を目ざして頑張りたい』と強く思います。

 僕自身にも夢はありますけど、日々成長を求めながら目の前のことを確実にやっていくことで、将来の可能性も自然と開けてくる。タイミングは人それぞれですけど、自分の道をしっかり歩みたいと思います」

 語気を強める山根が“マリノスを勝たせられる男”になってくれれば理想的。大型連休中の連戦でも、中盤のダイナモとして異彩を放ち続けてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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