「赤ん坊のようだ」「仕事をしろ」ユナイテッドの現状にレジェンドOBが嘆き節! 指揮官の進退にも言及

2021年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールOBの元英代表は「彼では優勝はできないだろう」とバッサリ

進退が注目されているスールシャール監督。(C)Getty Images

 今夏にポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドを補強したマンチェスター・ユナイテッドは現在、リーグ6位に留まっている。シーズン開幕から8試合を消化したが、現地時間10月16日に行なわれたレスター戦で2-4と大敗。現地では選手のパフォーマンスに対する批判に加え、オレ・グンナー・スールシャール監督を巡って議論が紛糾している。

 ユナイテッドOBである元英代表ガリー・ネビルは、現地スポーツチャンネル『Sky Sports』の『Monday Night Football』に出演し、「ユナイテッドは終始、ひどいものだった」と古巣の状態を嘆いたという。

「彼らは自分たちが、現実の状態よりも優れていると思い込んでいるに違いない。前線の5人はエゴと偉大な選手たち、そして後ろの5人、ふたつのチームに割れている。チームとしてのまとまりがない。それに、ゴール前の反応は何だ。まるで赤ちゃんのようだよ。ボールに反応するスピードも覇気もない。

 チームにはスタイルやアイデンティティがなく、優秀な選手を並べているだけだ。選手は序列を乱し、こんなプレーをしているから試合に負ける。とにかくアタッカーたちは何だ。リバプールやマンチェスター・シティの前線は世界最高の選手たちだが、彼らはハードワークを厭わない。ユナイテッドはしているか? オレは彼らに仕事をさせなければならない」
 
 また、OBのリオ・ファーディナンドは、現地ラジオ局『Vibe with Five』に出演し、「うんざりしている。レスター戦を2回見たよ。チームがいかに混乱しているか、一体感がなく、コンパクトさがないことにショックを受けた」と述べたという。

「監督は選手たちに厳しい態度で臨むべきだ。要求をするべきなんだよ。ジェイドン・サンチョやメイソン・グリーンウッドに90分間スプリントする能力がないわけがない。クリスチアーノ・ロナウドはそれをオン・オフする必要があるようだが、彼はゴールを決めるという付加価値がある。だが、ポール・ポグバしか人を追えないなんてことはないだろう」

 ちなみに、リバプールのOBで元英代表のジェイミー・キャラガーは「いつまでスールシャールで続けるつもりなのか。彼では優勝なんてできない」とバッサリ。しかしふたりのレジェンドOBは解任には踏み切らないだろうと見ているようだ。

 ネビルは「オレは非常に大きいプレッシャーを受けているはずだが、クラブは彼を変えようとはしない。私も解任を求めるつもりはない。だが、プレッシャーは高まっているし、そうすべきだと思う」とコメント。また、ファーディナンドは「今シーズンはオレのチームで進み…それで終わるんだろう。クラブはこのタイミングで膝を叩いたりはしない。だが、彼は勝利によってしか評価されないし、向上心を示さなければならない。そうでなければ今度こそまな板の上に立つことになる」と語った。

 ユナイテッドは20日にチャンピオンズ・リーグ第3節でアタランタと対戦した後、24日にはリバプールと対戦する。モハメド・サラーが絶好調なチームを相手に、良い成績を収めることができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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