「リーグ・アンはリーガよりもはるかに…」メッシが語る仏サッカーの特徴とは?パリSG移籍の決め手も明かす

2021年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「多くの人がスペイン語を話すので、とても溶け込みやすかったよ」

メッシがバルサ退団や仏サッカーなどについて語った。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、専門誌『France Football』のインタビューに応じた。スペイン紙『AS』が10月8日付けで伝えている。

『France Football』は8日に、2021年度の世界最優秀選手に贈られる「バロンドール」受賞の候補者30人を発表した。歴代最多6度の戴冠を誇り、今回も例外なくノミネートされたメッシは、チームメイトを含む複数の選手の名を挙げ、素晴らしいシーズンを過ごしたハイレベルな選手がたくさんいると語っている。

「ネイマールや(キリアン)エムバペなど、僕のチームにも投票したい選手がいることは明らかだ。それに個人レベルで素晴らしいシーズンを過ごした選手もいる。例えば(ロベルト)レバンドフスキや(カリム)ベンゼマなどだ。バロンドールを獲るには、個人レベルで多くのことをしなければならないので、難しいね。ただ、最近では、チャンピオンズ・リーグやコパ・アメリカ、EUROでの優勝など、重要なことを達成したという事実が重みを持っているとも思う」

 今夏にはバルセロナと契約延長が濃厚とされながら、急転直下の退団劇で、34歳にしてキャリア初の移籍を経験した。メッシは慌ただしかった夏をこう振り返っている。
 
「僕は(監督のロナルド)クーマンから与えられた休暇を利用してからバルセロナに戻り、シーズンに向けて準備をした。契約書にサインして、すぐにトレーニングを始めようと考えていたんだ。全てが手配されていて、あとは僕のサインを残すだけだと思っていた。しかし、実際に到着してみると、それはもう不可能なことだと言われたよ。バルサには(契約を)更新するための資金がなかったため、僕は残ることはできず、他のクラブを探さなければならなかった。それで計画が変わってしまった」

 いくつかのクラブから連絡があったなかで、移籍先にはフランス屈指の名門、パリSGを選んだ。その決断理由のひとつは、ドレッシングルームでの友情にあったようだ。

「決断を下す際に、重要な要素だった。新しい国で、ゼロからのスタートだからね。ドレッシングルームに友人がいたことで、すぐに適応できると思った。多くの人が僕と同じようにスペイン語を話すので、とても溶け込みやすかったよ」

 さらには、スペインとフランスのサッカーの違いにも言及。リーグ・アンの具体的な特徴を明かしている。

「リーグ・アンはラ・リーガよりも、はるかにフィジカルなリーグだ。ここでは、チームはよりパワフルで、わずかなスペースで非常に激しい戦いになるように思える」

 メッシは先日29日にようやくフランス初ゴールを記録。徐々にネイマール、エムバぺらとの連携も深まってきたなかで、「このグループならできると思う」と断言する稀代のスーパースターは、チームを悲願の欧州制覇へ導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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