「残念ながら完全にアウェー」反町技術委員長が明かすサウジ戦現地の状況は? 3万人の観客が声援も…

2021年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

10月でも最高気温は40度超え

サウジアラビアの現状を伝えた反町技術委員長。※写真は会見時のスクリーンショット

 日本代表にとって勝負の10月シリーズが始まる。

 日本サッカー協会(JFA)は9月28日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選のアウェーでのサウジアラビア戦(10月7日)と、ホーム埼玉スタジアムでのオーストラリア戦(同12日)に挑む日本代表メンバー25人を発表した。

 9月シリーズを1勝1敗として、グループ4位につける日本にとっては、ともに2連勝でグループ内1位オーストラリアと2位サウジアラビアとの2連戦は、是が非でもどちらの試合でも勝点を奪いたい"負けられない戦い"だ。

 ただ、サウジアラビアとのアウェーゲームは過酷な状況で戦うことになりそうだ。

 試合が行なわれるサウジアラビアのジッダは、10月でも初秋を迎えた日本や、寒さが身に入む欧州とは打って変わって、最高気温は40度を超え、平均気温も30度ほどになるという。

 JFAの反町康治技術委員長は、オンライン会見で「僕もジッダに行ったことはあるのですが、夜でも早い時間と遅い時間では気温、湿度も違ってくると思っています」と懸念を示しつつ、まだ試合開始時刻が決まっていないことにも触れた。
 
 またコロナ禍で、従来通り移動も含めてバブル内で生活、トレーニングを行なう日本代表は、「全く普通の方々と接することがない状況で、今まで通り活動する予定」というものの、コロナ禍では長らく味わえなかった完全アウェーの状況も想定されるようだ。

「スタジアムの人数は6割、(収容人数の)60パーセントが入るという話は聞いています。スタジアム自体が5万人ということなので、残念ながら完全にアウェーという形になるでしょう。マスクをしている人が多いかというと、そうでもないような感覚。今の日本のように手拍子だけでやるという感じではなく、我々にとってはアウェー感の強いゲームになるのではないかと理解しています」

 久々に訪れた中東での完全アウェーゲームで、森保ジャパンはどのような戦いを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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