エムバペが今夏のマドリー移籍を直訴、パリSG会長と“直接会談”へ。叶わない場合は来夏にフリー移籍か

2021年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「31日まではまだ何かが起こる可能性がある」

移籍志願をしたとされるエムバペ(中央)に対し、アル・ケラフィ会長(右)はどう対処するのか。 (C)Getty Images

 現地時間8月19日、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のアレッサンドロ・グランデッソ記者が、パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペが、「今夏の移籍を希望する」と、正式にクラブに通達したと伝えた。

「エムバペはクラブにR・マドリーに移籍したいと伝えた。おそらく今後、ナセル・アル・ケラフィ会長との直接会談が行なわれる見込みだ。もし、パリSGが彼を手放すことを拒んだ場合、彼は契約を延長せず、2022年夏にマドリーに加入することになるだろう」

 たびたび取り沙汰されてきたエムバペの移籍について、これまでアル・ケラフィ会長は表立って認めることはなく、「私は何も聞いていない。彼は残留する」とコメントするのみだった。なかには、リオネル・メッシが加入したことで、あと1年残留する意向を明らかにしたという現地報道もあった。
 
 しかし、本人からの正式な通達ということであれば、改めて交渉の場が設けられるのは間違いない。そもそもエムバペは、2022年夏に満了する契約の延長オファーに、応じていないため、移籍の意志は固いとみられる。

 また、レアル・マドリーも今夏のエムバペの獲得を諦めておらず、スペイン紙『AS』によれば「(移籍市場がクローズする)31日まではまだ何かが起こる可能性がある」と考え、オファーの準備を整えているという。先日、クリスチアーノ・ロナウド復帰の噂を明確に否定したのも、エムバペ獲得を優先するという姿勢をはっきりさせるという、フロントの意図があったからのようだ。

 果たして、メッシに続くさらなるメガディールの成立となるのか。動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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