「自分の力不足」GK谷晃生が猛省した“ラスト5分”。アセンシオの一発は「世界で活躍する選手が持つ力」【東京五輪】

2021年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「俺たちにはまだメダリストになるチャンスがある」

谷がスペイン戦の失点シーンを振り返った。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表は8月3日、東京オリンピック・準決勝でU-24スペイン代表と対戦し、延長戦の末に0-1で敗れた。

 ほとんどの時間帯で相手にボールを保持される苦しい展開のなか、115分までは無失点に抑えていた。しかし延長後半の試合終了5分前、マルコ・アセンシオにペナルティエリア右から逆サイドのネットを揺らされ、決勝ゴールを奪われた。

 最後の最後に悔しい失点。GK谷晃生は、「ただただ悔しい。本当にラスト5分をゼロで抑え切れなかったというのが自分の力不足」と悔しさを露わにし、失点シーンを振り返った。
 
「あの場面だけフリーで打たせてしまった。それまではどこかコースが切れていて、自分も守りやすさを感じていました。ただ、本当にあの場面だけフリーで(相手の)得意な形で打たせてしまった。あれが世界で活躍する選手が持っている力なのかなと思いました」

 レアル・マドリーで11番を背負うアセンシオに、決め切る力をまざまざと見せつけられ、金メダルの夢は絶たれた。それでも20歳の若き守護神は、「俺たちにはまだメダリストになるチャンスがある。そこに向けてもう一回切り替えて、最高の準備をして、次は絶対に勝利を掴みたい」と3位決定戦での勝利を誓った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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