「どれも的を射ている」川澄奈穂美が五輪敗退のなでしこへ、OGコメントとともにエール!【東京五輪】

2021年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「終わったものはそれを次に繋げていくしかないんですよね」

川澄が自身のブログで、五輪敗退のなでしこジャパンへの感想を綴った。(C)Getty Images

 アメリカ女子プロリーグのゴッサムFCに所属するMF川澄奈穂美が8月1日、自身のブログを更新し、準々決勝でスウェーデンに敗れ、東京五輪の戦いを終えたなでしこジャパンへ自身の見解を示し、エールを送った。

 川澄は、「コメントでもちょこちょこありましたが、先輩方からなでしこへの愛ある叱咤が記事などになっていますね」として、なでしこOGたちのコメントを紹介した。

『今のままの質では(世界一は)ちょっとまだ難しい』という澤穂希の記事については、「澤さんが言うと重みが違いますよね!」

 安藤梢が『なでしこらしさと運動能力の低さ』に言及したコメントについては「あんちの記事は冷静な分析に首を縦に振りまくり」

『このままではさらにファン離れが進む』と宇津木瑠美が危惧した点については、「るみは、もうあなた監督やれば?っていうぐらい的確」

 永里亜紗乃が『敗退なでしこはすべて出し切って負けたのか』『マネジメントの不足は明らかで、監督やスタッフ、そして組織としての責任はあまりにも重い』としたコメントには、「あさのは2年前のW杯の時から同じ様な問題点指摘をしていますね」
 
 また、「近賀さんのインスタ記事は多くの女子サッカー選手とシェアしたい、今後への"覚悟"が盛り込まれたものでした」と『おそらく日本の女子サッカーはピンチです。批判や厳しいことを言われることがピンチなのではなく、興味を持ってもらえなくなっていることが何よりもピンチです』とした記事を紹介した。

【画像】「多くの女子サッカー選手とシェアしたい」川澄奈穂美が紹介した近賀ゆかりのインスタ記事

 そして、「愛があれば何してもいい・何言ってもいいとは思いませんが、今回の先輩方の意見はどれも的を射ていて、改めてこういう人たちと一緒に戦ってこれてなんて贅沢なサッカー人生なんだろうかと思いました。はい、仲間自慢です。気持ちだけでは勝てないけど、気持ちがなかったら勝てないし、世界で戦うためのメンタリティを備えているって本当に大事!!そして、備えるだけじゃなくて発揮するのもっと大事。

 今回の選手たち、それぞれ今どんな思いでいるのか、私には想像することしかできませんが、悔しい・もどかしい・不完全燃焼といった様なネガティブな感情が多いと思います。でも終わったものはそれを次に繋げていくしかないんですよね」

 そして、最後は丸山桂里奈のコメントを引用し、「女子サッカーのこれからを中心として引っ張っていくのは間違いなく今回の代表メンバーなので、かりちゃんが言うように、斜め上くらいを見て頑張ってほしいです!!」

 世界一を知る選手たちの言葉とともに、後輩たちへエールを送っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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