日本女子は７月24日、東京五輪のグループステージ第２戦で、イギリス女子と札幌ドームで対戦した。

　共に決定機を作り出せないまま前半を終えると、後半は立ち上がりからイギリスに主導権を握られ、一方的に押し込まれる展開となるが、キャプテンの熊谷紗希を中心とした粘り強い守備でゴールを割らせない。

　しかし74分、ついに失点。ルーシー・ブロンズのふわりと浮かせたクロスにGK山下杏也加が飛び出すも、その前で相手エ－スのエレン・ホワイトにヘッドで押し込まれた。

　反撃に出たい日本は81分、コンディション面での問題でベンチスタートとなったエース、岩渕真奈も送り込むが、最後まで相手の堅牢を崩せず。難敵との一戦を０-１で落とした。

　カナダとの初戦を引き分けたなでしこジャパンは２試合を終え、勝点１で３位に。グループステージ突破は、チリとの最終戦次第となった一方で、イギリスは１試合を残し、８強進出ラインの２位以上を確定させた。
 

　この結果を受け、英衛星放送『Sky Sports』は、「エレン・ホワイトが今大会３ゴール目を決め、イギリス女子はノックアウトステージに進出」と見出しを打ち、開催国との一戦を速報している。

「ホワイトのゴールにより、サッポロでのゲームに決着をつけた。残り16分で、ブロンズのクロスからホワイトがシュートを放ち、判断ミスで対応を誤ったGKヤマシタをかわしてゴールを奪ったのだ。

　その後、日本は前がかりになって同点ゴールを狙ったが、GKエリー・ローバックに危険を与えることはできず、イギリスは比較的楽に決勝トーナメントへの出場権を獲得した。この勝利により、カナダとの最終戦で勝点を獲得すれば、グループEを制することができる」

　苦戦を強いられているなでしこ。兎にも角にもチリ戦できっちりと勝点３を掴み、イギリスとのリベンジマッチの場も手繰り寄せたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【五輪代表PHOTO】日本女子０-１イギリス女子｜岩渕を途中から投入して攻め込むも一歩及ばずに惜敗... GS最終節のチリ戦へ期待がかかる！

【なでしこジャパンPHOTO】東京オリンピックに挑む、選ばれし22選手を紹介！

【五輪代表PHOTO】日本、アメリカ、ブラジル…強豪国ひしめく東京オリンピック参加の女子12チームを紹介！