東京オリンピックの男子サッカーが7月22日に開幕する。日本代表の初戦の相手は、アフリカ予選で3位に滑り込んだ南アフリカだ。
ここでは日本代表が警戒すべき南アフリカの注目プレーヤー4名を紹介する。
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1 ロンウェン・ウィリアムズ(GK/スーパースポーツ・ユナイテッド)
オーバーエイジ枠で招集された29歳の守護神は、A代表でも正GKを務める実力者。身長が184センチとGKとしては大きくないものの、抜群の反射神経を活かした至近距離からのシュートストップを得意としている。所属クラブでは19-20シーズンの終盤からキャプテンを任せられている。
15 テルシウス・マレペ(DF/ミナイ)
アフリカ予選ではキャプテンとして全試合に先発フル出場した守備のキーマンで、昨シーズンからウクライナ1部のミナイでプレーしている海外勢の一人。代表では主に左SBやCBで起用されているが、守備的MFとしてもプレーできるユーティリティープレーヤーだ。17年のU-20W杯で久保や堂安らとの対戦経験がある。
攻撃の核となるシンとモコエナには注意が必要
4 テボホ・モコエナ(MF/スーパースポーツ・ユナイテッド)
機を見てゴール前に顔を出し、決定的な仕事をこなす中盤の大黒柱。すでにA代表デビューを果たしており、18-19シーズンの国内リーグで最優秀若手選手賞(21歳以下の選手が対象)に輝いた逸材だ。アフリカ予選のグループステージで、コートジボワールを下す決勝ゴールを挙げるなど大一番での勝負強さも光る。
10 ルーサー・シン(FW/ブラガ)
スピードに乗ったドリブルで相手DFラインを切り裂くウインガー。エースのフォスターが直前のキャンプで離脱したため、チャンスメークに加え、得点も期待される攻撃のキーマンだ。18歳で当時スウェーデン2部のガイスへと渡り、19歳でポルトガルのブラガに加入。20-21シーズンはレンタル移籍したパソス・デ・フェレイラ(ポルトガル1部)で29試合に出場して5得点・5アシストと結果を残している。
17年のU-20W杯で日本と対戦したメンバーも多く、その時は日本が2-1で勝利しているが今回はどのような結果となるのか。
南アフリカとの重要な初戦は、22日の20時に東京スタジアムでキックオフする。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部