「レイソルは僕にとって大切なクラブですが――」浦和での大きな挑戦を選んだ酒井宏樹が胸中を激白!

2021年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「移籍はタイミングです。僕の決断にブレはありません!」

インスタグラムで自身の思いを伝えた酒井。「浦和の選手として責任を果たせるよう、活躍するために100%フォーカス」と綴った。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真部)

 思いの丈を、包み隠さず明かした。

 今年6月にフランスのマルセイユから浦和レッズに完全移籍した日本代表DF酒井宏樹が7月10日、インスタグラムを更新。長きにわたる欧州での生活を終え、9年ぶりに日本に復帰。古巣の柏レイソルではなく、浦和に新天地を求めたことで、「ここ最近柏レイソルの事で一般の方、記者の方からご意見ご質問をよく頂きます」という。

 こうした状況を受けて、酒井は「少しだけ僕の考えを書かせて貰います」と記し、以下のように続けた。

「今回浦和レッズと移籍が合意したタイミング時には柏レイソルからの話はありませんでした。そしてオファーを頂いたとしても今回は浦和レッズでの大きな挑戦を選んでいたと思います。移籍はタイミングです。僕の決断にブレはありません!」

 酒井本人も複雑な心境だったのかもしれない。自らの発言を振り返り、様々な想いがあったようだ。

「これまで僕の中途半端な優しさの回答により多くの方に誤解させたり、中には傷ついた方もいらっしゃったかもしれません。

 もちろん育てて貰ったレイソルは僕にとっていつでも大切なクラブですが、今僕は浦和の選手として責任を果たせるよう、そして活躍するために100%フォーカスしています。未熟で言葉足らずな自分には2つのチームに対するバランスのいい答え方がわかりません。なのでこれを最後にしたいと思います」
 
 とにかく今は、オーバーエイジ枠で参戦する東京五輪に集中する。7月12日にはU-24ホンジュラス代表とのテストマッチが控えている。

「明後日から始まる大きな重圧の前にちゃんとしておきたかったので書かせて頂きました!応援よろしくお願いします!」

 この投稿にフォロワーたちも反応。「どこでプレーしようと酒井のこと応援してるよ」「酒井宏樹という1人のサッカー選手を応援したいのだと再確認しました」「どちらのクラブもリスペクトしてるのは会見等からも伝わってましたよ」「人間的に素晴らしい対応だと思います」といったコメントが寄せられた。

 日本国民が注目するビッグイベントが終われば、新たな環境での戦いが始まる。強い決意でピッチに立ち続ける31歳の奮闘に注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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